ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

経営者

「私の手本は孫正義さんだ」などと言う人もいますが、その人がどんな場面で、どんな行動をとり、その結果どうなったかを身近で見ていなければ、個別解を見出すための参考にはなりません。 内田和成/リーダーの戦い方

元BCG日本代表の内田和成のリーダーシップ論。 内田氏の本は常に、わかりやすく本質をまとめてくれるのでとてもおすすめ。最も、それは考え方、捉え方、を教えてくれるものであって、答えそのものを書いてくれるようなものではない。 そもそも唯一の絶対の解…

「君がすぐれたマネジャーなら、部下が君をリーダーにしてくれる。リーダーをつくるのは君じゃない、部下なのだ」エリック・シュミット/1兆ドルコーチ

スティーブ・ジョブス、エリック・シュミット、ラリー・ペイジ、 それらシリコンバレーの偉人たちの共通のコーチ、 それがビル・キャンベル。1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え作者:エリック・シュミット,ジョナサン…

成功への抜け道ではなく、多大な努力と挫折の積み重ねの上にできた成功への獣道 アレックス・バナヤン/サードドア

精神的資産の増やし方、とか自分の殻を破るとかって帯に書いてあるから、 内省的な話なのかしらと思っていたのだけど、全然そんなんじゃなかった。少年が困難や壁にぶつかりまくりながらも前に進むドキュメンタリー。 なので、小難しい話が苦手な人でも楽し…

とても頭の良いやさしい人、っていう印象 ほぼ日刊イトイ新聞・編/岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

夭折した任天堂の元社長岩田聡さんのことばを集めた1冊。MOTHER2の開発が行き詰った際に、立て直したのが岩田さん。 それ以来、糸井重里と岩田さんは交流を深めていったのだそうだ。そして、岩田さんがどんなことを考え、 どういった発言をしていたのかを1冊…

自分の価値観で生きることはとても大切。幸せかどうかを決めるのは他人じゃなくて自分。 池田達也/しょぼい喫茶店の本

twitterでなんとなく話題になっているなぁくらいの気になり方だったのだけど、 読んでみようと思って読んでみたら、しょぼい喫茶店ができるまでと、できてからの 試行錯誤が素直に綴られたドキュメンタリーだった。しょぼい喫茶店の本作者: 池田達也出版社/…

なんというか、金儲けへの飽くなき貪欲さを感じる。これくらいがっついてないと勝てないのかもね 藤田田/ユダヤの商法

銀座のユダヤ商人と言われるまでになった日本人、それが日本マクドナルド創業者の藤田田(ふじたでん)だ。 この本は藤田自身が学んだユダヤ人の金儲けのノウハウをまとめたもの。特に屎尿を得ることの重要性はこれでもか、というほど説いている。 ビジネス…

経営側はクリエイティブに口を出さない、というルールを明確に作ったのは凄いことだよね ローレンス・レビー/PIXAR

スティーブ・ジョブスの偉業の1つ、それがPIXARであることは間違いない。 Appleを追い出された失意の彼が、エンターテインメント業界で最高の製作会社のオーナーとなり、 『トイ・ストーリー』で世界的なヒットを飛ばす。そんな夢のような物語も舞台裏はとて…

業界のダメなところ、おかしいところを正しくやるだけで成功するよというお話。 平山真也/成功に奇策はいらない アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと

斜陽産業と言われるアパレル業界で、 躍進を続ける Dickies(ディッキーズ)を率いる著者の仕事論。成長しないのが当たり前という諦めムードが業界全体に漂う中、 アパレルでも成長はできるんだ、ということを語っている。 むしろほとんどのアパレル企業はや…

売る前提で買うという消費行動を喚起した日本発のユニコーン企業のルポ 奥平和行/メルカリ

日本のスタートアップ史上稀に見るユニコーン企業となったメルカリのルポ。 試行錯誤と紆余曲折が語られているけれど、本当はもっとジェットコースターみたいだったんだろうな。メルカリという名称はラテン語で市場を意味するってのも本書を読んで初めて知っ…

一見無駄に見える一定の不確実性も抱えておくことは、1周回って合理的なことなのだ。 佐藤航陽/未来予測の技法

メタップスの社長佐藤航陽の著作。 『お金2.0』の影に隠れてあまり目立たないけれど、 こちらもコンパクトでわかりやすい良書。時代を先読みし、チャンスを生み出す 未来予測の技法 (リベラルアーツカレッジ)作者: 佐藤航陽出版社/メーカー: ディスカヴァー…

ファクトリエのまともさにむしろアパレル業界の異常さが際立つ 山田敏夫/ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命

ファクトリエの山田さんの本を引き続き。黒子として表に出ることのなかった工場との連携、 価格も工場に決めさせ、セールなし。それも全て、日本発の真のブランドを作りたいから。 ヨーロッパのブランドは職人に支えられている。 でも日本の工場の地位は低い…

アパレル業界は変われるのか・・・ファクトリエの試みに期待。 山本典正・山田敏夫/メイドインジャパンを僕らが世界へ

日本酒界のホープ、平和酒造の山本さんとアパレル界のベンチャー、ファクトリエの山田さんの対談。お互いの共通点は、メイドインジャパンの真のブランドを作り、世界へ届けること。ファクトリエの山田さんは思いで突っ走ってる感じがすごい。 アパレル生産の…

10年後、動画に関してIPTという概念を明示した古典として語られる名著なんじゃないかな。明石ガクト/動画2.0

来るべき動画の世界の最前線を走っている明石ガクトの著作。 もともとadtech九州でお話聞いて面白いなーと思ってたところで著作が出たので迷わず購入。そもそも映像と動画は違うっていう話が素晴らしかった。 それは情報の密度が違うということ。 彼はこの本…

短期的なPLをよくすることが目的化しているPL脳から脱却せよ! 朝倉祐介/ファイナンス思考

日本企業を蝕むPL脳、それは短期的なPLの数字に囚われて、 長期的な成長を描けなくなる病。企業価値を向上させることはPLをちょっぴりよくすること、ではない。 経営者も、投資家も目先のPLばかり見ているからダメなんだと言う話。ファイナンス思考 日本企業…

仮説と検証、結果からまた仮説構築、検証というサイクルをひたすら回すのだ!! 福島良典/センスのいらない経営

Gunosyの創業者である福島さんの著書。 地味な出版社から地味に出ているんだけど、 結構良い本だと思うの。なんでもっと話題にならないんだろうと思うが、 本なんてそんなもんで、 だからこそ良書と出会えることはとても大切。センスのいらない経営作者: 福…

マネジャーとは何なのかを明瞭に示してくれる伝説の名著。 アンドリュー・S・グローブ/HIGH OUTPUT MANAGEMENT ハイアウトプット マネジメント

田端さんが絶賛していて知りました。 インテルの経営者が書いた本。 マネジメントの要諦というか、生産性を上げるために どういう視点で見て、考えるのかを具体的に書いてくれている名著。 そしてマネジャーとは何なのかをこれほど明瞭に示してくれる本もな…

なんてことはない、ひたむきに努力と工夫を続ける人なんだな 松浦勝人/破壊者 ハカイモノ

音楽業界のことはよく分からないし、 なんならあんまりTKブームとかにも夢中にならなかった方なんだけど、 エイベックスは昔から聞いたことあったし、この方の名前くらいは知ってた。で、その人の本が出たってことでとにかく読んでみたのだけど、普通に面白…

出版業界が生んだ名物編集者は文芸担当のような作家つき編集ではなくビジネス書から生まれたってのが今の時代を象徴してる。 箕輪厚介/死ぬこと以外かすり傷

出版業界が生み出したスター編集者、箕輪厚介の処女作。ビジネス書というか、エッセイというか、そんな感じ。 彼自身が様々な著者と仕事をした上で自分のものにしてきた マインドセットみたいなもんをまとめた本て感じ。死ぬこと以外かすり傷作者: 箕輪厚介…

傑物ぶりが際立つだけに、執拗なマスコミ報道で精神を病んでいく様が恐ろしい。馬場マコト・土屋洋/江副浩正

リクルートが好きかと言われるとあんま好きじゃない。 あのある種独特なリクルートのノリは未だに馴染めない自分がいる。就活の時も、一応学生複数名で話を聞く会みたいなの言ったけど、 どう見てもあれは選考だったし、そのつもりでものすごく前のめりな人…

ユニクロは凄い企業だと思うし、柳井社長も名経営者だとは思うけれど、それでもこういった実態を潰せないというのはものすごくリアルで学びの多い話。 横田増生/ユニクロ潜入一年

タイトルそのまんま、ユニクロにアルバイトとして潜入したルポ。 一代でグローバルに展開するSPA企業として大成長したユニクロは、 ビジネススクールにおいても注目される輝かしい企業の筆頭。社長の柳井さんはカリスマ経営者としての世評も高い。そんな輝か…

超絶優秀な人の持つ、圧倒的な努力と覚悟を垣間見ることができる名著。 前田祐二/人生の勝算

売れてるビジネス書。 NewsPicks Bookは瞬く間にビジネス書のブランドになってしまったね。面白いしキャッチーなんだよなぁ。 レガシーな経営者本とは一線を画す、今っぽさとリアリティーがあるから。レガシー経営者本って説法みたいになるからな。 抹香くさ…

あまりメディアに出てこないけど、偉大な経営者だと思う人=CCC、TSUTAYAの増田宗昭との対談集。 川島蓉子/TSUTAYAの謎

TSUTAYAを運営するCCCの社長、増田さんへのインタビュー。増田さんてメディアへの露出度がそんなに高くないし、 こういう本が出るのは珍しい気がする。TSUTAYAは今や紀伊国屋書店を抜いて売上高もNo.1の書店になっている。 フランチャイズの強みっちゃ強みだ…

不言実行は卑怯だ、って言われて納得してしまった! 伊藤嘉明/どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力

『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力』 この本のタイトルの胡散臭さ、バカっぽさは、 売るために必要なことだろうとは思っていてもちょっと引く。このタイトルにつられて読む人がバカっぽく見えるタイトル。 いやなんでそこにこだわるかと言うとこ…

ワークフローをプログラマー的な視点で見るといいかも? 清水亮/最速の仕事術はプログラマーが知っている

まぁタイトル通りのお仕事術の本。 効率化のためのTips集でもあるのだけど、 どこに注目して工程の無駄を省くか、という考え方の本でもある。別段ものすごく目新しいことが書いてあるわけではないと思うけれど、 ワークフローの無駄に眼を光らせ、合理的な解…

ユーザー体験全てをコントロールしようとした天才。 ウォルター・アイザックソン/スティーブ・ジョブス

とても話題になっていたジョブスの自伝。 相当今更ですが、今更読みました。 やはり稀有な人だったんだなぁ、と再確認。 読んだ勢いで自宅のマックを買い換えたくなったけど、我慢。マイクロソフトがオープンかつ、水平展開なのに対し、 アップルはクローズ…

国家権力による不当な圧力に最後まで屈しなかった男の記録。 高杉良/不撓不屈

飯塚毅という実在した税理士の半生を描くノンフィクション小説。 その半生は、国家権力から目を付けられ、不当な調査、弾圧を受けた戦いの歴史でもある。そして、この人は税理士の歴史を切り開いてきた人でもあるのだな。読んでみるとしみじみ思うが、昔の人…

ベンチャー投資は正規分布じゃないんだよ! ピーター・ティール/ゼロ・トゥ・ワン

PayPalマフィアってのは、PayPal創設時のメンバーで、 その後独立した起業家たちのこと。 で、著者のピーター・ティールはそういったPayPalマフィアのドンと言われている。で、そこらへんの話はよくできたまとめサイトがあったので、 その辺を見ていただけれ…

MBAのケースで必ず学ぶサウスウェスト航空のお話! ケビン・フライバーグ、ジャッキー・フライバーグ/破天荒!

サウスウェスト航空はMBAの授業で必ずと言っていいほど取り上げられる企業。 正確な発着時間、コストダウン、機体の稼働率を上げるための着陸、離陸間の時間短縮、 それを可能にする機体の統一、などなどなど。 ありとあらゆる工夫が相互に影響しあって、こ…

理論を実戦で使えるか?自分だったらどうする??戦略実行のドキュメント 三枝 匡/戦略プロフェッショナル

理論だけ知っていても役に立たない。 ビジネスの現場でそれを活用して闘うことができるのか。 頭でっかちなMBAほど使い物にならない人材はいない。本書は著者の実体験を下に、どのように実践して行ったのかが辿れる物語。 いつの時代も「優れた戦略」は「優…

企業変革のこれ以上無い大成功事例、それがIBMにおけるガースナーの改革。 ルイス・V・ガースナー/巨像も踊る

メインフレームという大型コンピュータの大成功で、 圧倒的な地位を築いたIBMは、その圧倒的な強さが故におかしなことに。 そしてメインフレームの需要が減少するのに合わせて90年代に業績も急落。 3期連続の大赤字を計上し、会社を存続させるためには分割…