ビジネスモデルを考える、分析する際のフレームワークを紹介。
実際そのフレームワークに当てはめて実際の事業を解説してくれるので、
フレームワーク自体のイメージもつきやすい。すごくおすすめ。
- 作者: アレックス・オスターワルダー,イヴ・ピニュール,小山龍介
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 大型本
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代表的な5つのモデル
1.アンバンドル・ビジネスモデル
インフラ管理、製品イノベーション、CRMなどの複数の要素を、
それぞれバラバラに(アンバンドル)して、それぞれに特化するモデル。
携帯電話会社やプライベートバンクなど。
2.ロングテール
言わずと知れたロングテールモデル。ニッチで少量も集まればでかいというモデル。
アマゾンの本の売れ方なんか典型。
3.マルチサイドプラットフォーム
複数の顧客セグメント間のプラットフォームを運営することで、
新しい収益が得られる。雑誌はこのモデル。
クライアントと読者の間のプラットフォーム運営と位置づけられる。
残念ながら、破綻してるけどね。
4.ビジネスモデルとしてのフリー戦略
無償もしくは低価格での提供によるユーザー数の最大化。
イニシャルコストを低くし、ランニングコストで稼ぐモデルもこれに含まれる。
ジレットのカミソリとか、プリンターとインクとか。
5.オープンビジネスモデル
内部の研究開発リソースと活動は、外部パートナーを
利用することでさらに活用される。
P&Gは研究開発用の課題を公開し、解決すると懸賞金、みたいなことをやってる。
最初のアイデアに飛びつくな!
本書の中でも何度か言われていること。
最初のアイデアにとらわれすぎないこと!!