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小説集に続き、随筆集も珠玉。再発見されつつある作家!上林暁/故郷の本箱―上林曉傑作随筆集

これは完全に趣味の読書。
昨年、小説集が発売され再発見の気運が高まる上林暁
その小説集と対をなすような、随筆集が出ていた。

布張りの装丁の美しさも目を引く1冊。
こういう本の佇まいは紙の書籍だけが持ちうる特典だな、としみじみ思う。

故郷の本箱―上林曉傑作随筆集

故郷の本箱―上林曉傑作随筆集


かなりの古本好きのようで、本書の中にも
古本にまつわる話が結構入っている。
その古本への熱意、愛情たるや、読んでるこちらもニヤニヤしてしまうほど。
現代で言えば、喜国雅彦の本棚探偵シリーズが、奥ゆかしくなった感じ。

本棚探偵の冒険 (双葉文庫)

本棚探偵の冒険 (双葉文庫)


本棚探偵の回想 (双葉文庫)

本棚探偵の回想 (双葉文庫)

余談だけど、本棚探偵シリーズ文庫化されたのね。
文庫で気軽に買うのも良いけど、ハードカバーの方は、
函入りで装丁にもこだわった逸品なので本好きは、
ぜひ以下のハードカバーを購入されたし。

本棚探偵の冒険

本棚探偵の冒険

本棚探偵の回想

本棚探偵の回想

本棚探偵の生還

本棚探偵の生還

で、話を戻すと、本書のあとがきで知ったのだけど、
上林暁、なんと全19巻の全集があったらしい。
学生の頃に知ったら神保町を探し歩いてしまっただろうな。
今はなかなか読む時間もとれないし、置く場所にも困るので、
こうやってブログに書いて興奮を鎮めるのだけれど・・・

いつかKindleとかで出たりするかな(笑)
ニッチな文芸がデジタル化してる姿って、青空文庫くらいしか想像できない。
Kindleが売れまくろうが、きっとこういう本が電子化される時代はダイブ先の話なんだろうな。

全然売れないと思うけど、俺は買うぞ!
ロングテールにかけてみないか。

↓ちなみにこれが小説集。装丁素敵。

上林暁傑作小説集『星を撒いた街』

上林暁傑作小説集『星を撒いた街』