価値の創出のためには、価値の提供をうまく行うことが重要。
サプライチェーン全体を意識した、バリュー・ネットワークという捉え方が大切。
マーケティング・チャネル・システムは経営の重要課題であり、
チャネルのメンバーが30~50%のマージンを取得している。
(広告業者は5%~7%)
チャネルの選択はすべてのマーケティング施策に影響する。
量販店か専門店かで価格戦略は異なるだろう。
で、バリュー・ネットワークの考え方自体はすごく面白いと思うのだけど、
この本はこちゃこちゃ細かいことばっかりであんま面白みがなかった。
まぁ、こちゃこちゃ細かいことをしっかり整理する本なのだから仕方ないのだけど、
全部覚えらんねーし必要な時に参照すればいいやとも思ってしまう。
でも、この細かな整理は必要になった時には役に立つのだろうね。
- 作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レーンケラー,恩藏直人,月谷真紀
- 出版社/メーカー: Pearson Education Japan for JP
- 発売日: 2008/04/02
- メディア: ハードカバー
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プッシュとプル
企業はプッシュ戦略とプル戦略を巧みに使い分ける必要がある。
プッシュ戦略は営業や流通プロモーション費にコストを投下し、
仲介業者が最終消費者に向けて商品を選び、プロモーション、販促をするように仕向けること。
プル戦略は、メーカーが、広告やプロモーションを展開し、
消費者の方から仲介業者に製品を求めさせる方法。
垂直的マーケティング・システム
生産者、卸売業者、小売業者が統合されたシステムとして活動する。
1つのチャネル・メンバーが大きな力を有し、チャネル・キャプテンとしてコントロールしている。
これは生産者に限らず、卸売業者や小売業者がなるパターンもある。
生産者が強いパターンはコカ・コーラやP&G。
ブリック&クリック
ブリック&モルタル=店舗販売
クリック&モルタル=ネット販売をもじった表現
ブリック&クリック
実店舗を持っている企業がネット進出したときはブリック&クリック、
ネット先行企業が実店舗を持った時はクリック&モルタルと使い分けるパターンもあるらしい。
多くの企業で新たにネット販売に参入するか検討する際のハードルが、
既存のバリュー・ネットワークとのコンフリクト。
流通や小売りからの反発は避けられない。
ハーレーはオンラインで注文を受けてその情報をディーラーに流して、
という既存のネットワークを活かした方法を取って成功したらしいが、
それってネットの使い方としてどうなのよ?とは思う。
- 作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レーンケラー,恩藏直人,月谷真紀
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