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必要以上に群れる必要は無い。一人でいられる強さみたいなものは大切。 山田玲司/非属の才能

非属の才能とはどこにも属さず、迎合しない才能のこと。
同調圧力が強く、空気の読み合いがコミュニケーションになっている
現代においては、なかなか育ちにくく、生き辛い才能だと言える。

というか、普通に生きてると才能つぶされやすい環境が蔓延しているような気がする。

でも、人と違うことってめちゃくちゃ重要だし、
それこそが才能でしょう、ってのはまったく持ってその通り。

それを貫き通せるかってのが難しい問題なんだけど、
まぁこれはきっとこれからも難しく、人は成長するにつれ凡庸になっていくのでしょう。
じゃないと、本当に貫き通した稀有な人たちは稀有だからこそ価値があるわけで、
たくさんいたら成立しない気もする。

とりあえず思春期の子供に読ませてみたいような気もする、というか
そういう売り方をしている本でもあるのだけど、
実際のビジネスにおいては非属過ぎてもうまくいかんしなぁ。

子供が超非属な感じになったらわかっていても心配してしまう気がする・・・


非属の才能 (光文社新書)

非属の才能 (光文社新書)


同調したり、群れたり・・・

まぁ、誰かがその理解者になってあげられると当人は幸せだろうね。
家族はもちろんだけど、家族以外で見つかるともっといいな、とは思う。

どんな人も、多かれ少なかれ「学校では評価されない才能」を持っている。
ある人は、「他人の気持ちがわかる」という才能かもしれない。
またある人は、「いるだけでその場が和む」という才能かもしれない。
はたまた、「とにかく歩ける」という才能の持ち主もいるだろう。
そういった見過ごされがちな些細な才能こそが、のちのち大きな才能へと育っていくことはこれまで述べてきた通りだ。
重要なのは、その才能を理解してくれる「理解者」がひとりでもいるかどうかということだろう。
P.41

SNSとか普及してなんとなくつながりとかが大切な感じになってるけど、
そういうのはほどほどにして、一人でいられる強さみたいなものを
持てるといいなとは思う。

たしかに、人間はゆで蛙ほどバカではない。
ただしそれは、「ひとりでいれば」という条件付きのことかもしれない。
群れた途端に危険を察知する感覚は鈍りはじめ、群れの感覚を優先するようになり、しまいには蛙と同じくバカになってしまう(実は、ゆで蛙の話は寓話にすぎず、実際に実験を行うと、蛙は熱くなってきたら自分から飛び出すという。
ということは、人間は蛙以下のバカということだ)。
「三人寄れば文殊の知恵」と言うが、それは自分の頭で考えることのできる人間か集まったときの話で、「三人寄れば場の空気で」といったことのほうが多いのが現実だろう。
P.105

本読んだり、映画見たり、何でもいいのだけど、
一人の時間を充実させられる人は素敵だと思う。

非属の才能 (光文社新書)

非属の才能 (光文社新書)