著者は日本で唯一のポイントサービスのコンサルティングなどの支援を行う企業の社長。
ポイントサービスは世の中に浸透し、ポイントサービスだけで簡単に差別化できる時代は終わっている。
多くの企業がポイント制度を設けている中で、改めてポイントの意味や
消費者がどのようにポイント制度を受け止めているのかという消費者視点でのポイントの価値などを
整理してくれる良書。
- 作者: 岡田祐子
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 75回
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刊行年は結構昔なのだけど、本書で語られていることは今なお有効と感じた。
逆にどこでもなんかしらのポイントが貯まるポイントカード乱発のご時世だからこそ、
自社のためにポイント制度ってどうあるべきなんだっけ?という基本に立ち返るのは、
多くの企業にとっても有意義なのではないか。
1ポイント=1円という値引きだけではないポイントの価値を出していくことなどは、
まだまだ可能性があるように感じる。
個人的には、少額のポイントで非売品の抽選応募できる、というスキームが面白かった。
これなら、魅力的なグッズを用意するコストもまかなえそうな気がする。
非金銭的な価値の出し方の領域は企画と工夫次第で可能性がありそうなので
なんかうまいこと考えたいなぁ。
最近の事例を盛り込んだ大幅加筆版とか出して欲しい。
そもそもポイントサービスを俯瞰してみる本とか意外と無いんだよね。
もっともっとあって良いはずなんだけど。
- 作者: 岡田祐子
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