グローバルで進む変化。
マッキンゼーが予測する未来、というタイトル通り、マッキンゼーが予測する未来のお話。
突拍子も無いことは書かれておらず、むしろ数字に裏付けられた堅実な未来予測と言える。
マッキンゼーが予測する未来―――近未来のビジネスは、4つの力に支配されている
- 作者: リチャード・ドッブス,ジェームズ・マニーカ,ジョナサン・ウーツェル,吉良直人
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分自身は全くグローバルなビジネスに関わっていないのだけど、
そういう人にとっても読み物として楽しめる要素があるかも。
例えばこういう数字がある、っていう風にマッキンゼーが提示するファクト、
私にとってはそのファクト自体が面白い。
本書曰く、世界は今、破壊的な変化の途上にある。
で、それは4つの力によってもたらされている。
1.経済の重心の移動
2.テクノロジー・インパクトの増大
3.地球規模の老化
4.流れ(フロー)の高まり
こう見ると、最近元気がない日本も、
少子高齢化という世界のトレンドの最先端を走っているわけだから
この解決策を上手いことやると、高齢化対策先進国として
また一気に力をつけそうな気もする。
ただ、消費という意味では新興国市場の盛り上がりには勝てるはずもなく、
戦いの場が新興国の都市に移っていくのは避けられない流れだろう。
新興国の都市が発展し、都市の発展に伴い消費が質、量ともに加速度的に増加していく。
そんな市場の盛り上がりにTOKYOがまともに対抗しようとしても無理。
そう考えると落合陽一が言うような
「「少子高齢化ニッポン最強説」──ほとんどの問題は人機融合で解決する」て言う話なんだよなぁ。
そこを日本が解決できたら、めっちゃ面白い。
まぁそんなことを考えさせてくれるきっかけとして、知っておいて損はない話って感じの本でした。
マッキンゼーが予測する未来―――近未来のビジネスは、4つの力に支配されている
- 作者: リチャード・ドッブス,ジェームズ・マニーカ,ジョナサン・ウーツェル,吉良直人
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/01/27
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