お金のことをちゃんと考えるってのが今年のテーマで色々読んでいるのだけど、
本書は子供とお金がテーマ。
子供とお金の話ししてますか??
まぁしてるような、してないような、ってのが正直なところで、
話していたとしても、明確に方針を決めて話してる人というのは少ない気がする。
本書はアメリカを前提にしたお話だから日本と事情が違うところも多々あるとは思うけれど、
それでもすぐに参考になる学びがたくさんあった。
「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」
- 作者: ベス・コブリナー,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/01/13
- メディア: 単行本
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家のお手伝いは家族の一員として当たり前のこと
お手伝いで報酬を得る、というモデルよりは、
家のお手伝いは家族として当然、って方がいいよって話。
子供と一緒にチームを組んで、家族のためにできることは?っていうスタンスでやってくのがおすすめ、と。
家事を手伝う子供の方が、大人になって成功しやすいそうな。
それは仕事を通じた達成感とかチームに貢献する喜びを知るから、らしい。
広告の狙いをちゃんと話す
子供は想像以上に広告の影響を受ける。
TVも番組とCMの区別が小さい頃はついておらず、ひたすら洗脳され放題。
もちろんメーカーはそれをわかり抜いた上でやっている。
このことは子供ともちゃんと話した方がいい。
例えば、パッケージデザインにもこんな仕掛けが。
ここからが気持ちの悪いところだが、コーンフレークの箱に描かれた小人や海賊やウサギの目線は小さな子供の目線に合うように、わざと10度ほど下に傾いている。
P.172
そう、敵はあらゆる手段を講じて子供を攻略しようとしてくる。
だからこそ子供とちゃんと話そう。
子供とテレビを見ているときに炭酸飲料の広告が流れたら、こう言ってもいい。「あの会社は子供に炭酸を売りつけておカネを儲けているの。炭酸が人を幸せにするってふりをしているだけ。広告がどんな風に人を騙すかを見つけるのって、面白くて楽しいね。」
P.176
欲しいと必要は違う
就学前の子供にはその区別がつかない。
だからまずはそこから教えないといけない。
スーパーでも子供とこれは欲しいもの?必要なもの?と尋ね合ってみるといいらしい。
ちなみにどんなに駄々をこねても、子供は店を出るとケロッと忘れてる。
ましてやそのとき買ってもらえなかったことを引きづるなんてことはまずないらしい。
むしろ、ダメと言ったものは絶対にダメ、を貫くのが非常に重要なんだと。
ダメって言ってたのに、駄々をこねたら買ってくれた。
こういうことがあると、その瞬間、親がスロットマシーンになるんだって。(P.179)
要するに、何度か試せば当たりが出てくるってこと。
これは気をつけねばなるまいよ。
クレジットカードがリボ前提?
お国柄なのだろうけど、クレジットカードがリボ払いを前提に描かれている。
リボはダメよ、あんな高い金利払っちゃダメ、と繰り返し語られている。
まぁ、そうだよね。基本、1回払いで!
「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」
- 作者: ベス・コブリナー,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/01/13
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