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小笹の羊羹の話は良い話。 三浦崇典/殺し屋のマーケティング

天狼院書店という書店がありまして、個性的な書店として
業界内ではそこそこの知名度を誇っております。
で、そこの店主が自らのマーケティングメソッドを小説仕立てで本にしたのがこれ。

殺し屋のマーケティング

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「殺し屋」という営業も広告もPRもできない商売で
世界一を目指すにはどうすればいいのか、という設定の物語。

最強のマーケティングメソッドがここにあるという触れ込みなのだけど、
本書で紹介されている7つのメソッドは綺麗なフレームワークになっている気がした。

本書の良いところは誰でも工夫次第で真似できるよってところ。
天狼院書店自体、資金潤沢な大企業というわけではないし、
あくまでも中小企業でリソース限られてても知恵でカバーできるよ、っていう
身の丈にあった話になっている印象があって、
その地に足のついてる感はすごく良い。

殺し屋のマーケティングはさておき、
7つのメソッドを用いて小笹の羊羹を分析するくだりがあるのだけど、
そこが本書の肝なんじゃないか。

日にわずかしか製造できず、すぐに売り切れて毎日行列ができる小笹の羊羹、
これが小笹のブランドを形作っていて、収益の大半は量産可能な最中であげている、という話。

これには確かにいろんなヒントがつまっているよな。


殺し屋のマーケティング

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