学びや思いつきを記録する、超要約まとめノート

国内MBA2013年入学、2015年無事卒業!読んだ本、記事、などの読書ノート。 忘れないために超要約整理。そんな記録。

CVCに関して総花的な話がボヤーっと書いてある。 アンドリュー・ロマンス/CVC コーポレート・ベンチャー・キャピタル

全然異業種なんだけど、興味あるからお勉強だと思って読んだ。
総論的な本。そして総論的な本よりももう少し実務的な本が読みたいのだけど、
まずは全体像のイメージ掴めればいいのかね。

CVC コーポレートベンチャーキャピタル――グローバルビジネスを勝ち抜く新たな経営戦略

CVC コーポレートベンチャーキャピタル――グローバルビジネスを勝ち抜く新たな経営戦略

立場によるギャップとか人員数とか

まぁ、確かに立場によって視座の高さは違うよなぁ、とは思うが、
これはどういう意識で取り組むべき仕事かってのはわかるだろう、とも思う。

この懸念の原因の1つに、役員クラスの幹部たちと中間管理職の視点の違いがある。役員クラスの幹部たちはスタートアップへの投資で50〜200万ドルを失っても、それがスイスコムのような巨大企業の業績を左右するとは考えていない。一方、中間管理職は50〜200万ドルの損失を出すことを恐れており、大局的な視点を持っていないのだ。
P.47

それと、ある程度規模が大きくなっても、これくらいの人員数が適当という話。
こういうさりげないけど具体的な一節が、後々役に立ったりするよね。

私たちがスイスコム・ベンチャーズを開始したときは戦略事業部の人員を引き継いだのだが、すぐに規模を小さくした。最終的には、45〜65人の規模で働くのが一番やりやすかった。逆に言えば、このことに気が付かないと、非常に非効率なVCとなってしまう。
P.50

報酬体系

成功報酬をインセンティブにして経済的なリターンを得られる投資をするよう仕向ける。
給与体系が固定的な企業だとここが引っかかるんだよね。
別会社にするしかないのかな。

理想的には、経済的な面で動機付けをすることによって、戦略的な投資とともに経済的なリターンを会社にもたらしたことについて、CVCチームに報いるべきだろう。しかしここで問題となるのは、正確な戦略的価値をドルベースで客観的に評価することが極めて難しいという点である。これに対して、経済的なリターンの計測は金銭換算が可能である。したがって、経済的利益を生むようCVCチームに対してインセンティブを与え、利益をシェアすれば、最終的には私たちの顧客が欲しがるような技術を生み出しているスタートアップに投資する体制の構築に繋がる(すなわち戦略的価値の追及にも繋がる)だろう。
P.67

結局、他のCVCと比べて報酬体系が見劣りすれば、そりゃ優秀な人材来ないよね、っていうこと。
人の金をケチると失敗する。

通常のVCと同じ方針でチームメンバーに報酬を与えること
伝統的な2:20モデルではなく、給与と経費をカバーできるだけの予算と約20%のキャリー(成功報酬)を確保することが重要である。なぜなら、これがないと、そのCVCは投資の才能がある人材を採用・雇用し続けることができなくなってしまうからである。人材こそ重要であり、不適切な人材は全てを台無しにしてしまう。CVCの90%は人材で失敗している。(中略)「昨年破産してしまった会社に投資しても、戦略的なメリットは何も得られない」。CVCがどれだけ存続できるかは、投資よりも多くのリターンを得ることができるか否かに懸かっているのである。
P.76 - P.77

戦略的/財務的

やりたいことは戦略的投資としてのCVCなのでビジネス部門との協調は不可欠だろうな。

CVCが戦略的投資家と財務的投資家のいずれかであるかを区別したいのであれば、投資の承認プロセスに着目することだ。
ビジネス部門のサポートなく投資の承認が得られるのであれば、戦略的投資家ではない。
また、投資先を統合することを意図していないなら、戦略的投資家ではない。投資委員会に誰がいようと、ビジネスサイドの同意やサポートなしに投資ができるのであれば、そのCVCは財務的投資家である。
P.110

大企業感覚からの脱却

この辺の感覚って結構難しいかも。
法務は最初は外の弁護士使ったほうが良いってアドバイスは結構聞く。
本体の法務だとガチガチ過ぎて、自社を守るための契約書作っちゃうから、
合意形成できないし、そんなんだと投資先からも相手にされないそうな。

スタートアップと連携するための正しい仕組みを見つけよう
CVCは、とことんスタートアップをサポートしなければならない。また、スタートアップを締め付けるのではなく、彼らにとって有利な契約を締結しなければならない。大企業との間の契約のように、相手から一方的に何かを獲得したりリスクを相手に押し付けたりするような態度で臨むのは厳禁だ。
P.121 - P.122

CVC コーポレートベンチャーキャピタル――グローバルビジネスを勝ち抜く新たな経営戦略

CVC コーポレートベンチャーキャピタル――グローバルビジネスを勝ち抜く新たな経営戦略