日本のスタートアップ史上稀に見るユニコーン企業となったメルカリのルポ。
試行錯誤と紆余曲折が語られているけれど、本当はもっとジェットコースターみたいだったんだろうな。
メルカリという名称はラテン語で市場を意味するってのも本書を読んで初めて知ったんだけど、
こういうトリビアは好物だったりする。
それと、本書を読んで本当にグローバルで勝負しようとしているんだという決意を改めて強く感じた。
頑張ってほしい!
- 作者: 奥平和行
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/11/22
- メディア: 単行本
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世界一周
創業者の山田さん、ウノウが買収されてその後退職してから、世界一周旅行に行っている。
本書によると、世界一周旅行に強い代理店があるらしい。
あー、自分も行ってみたいなぁ、と素朴に思ってしまった。
そしてググってみたら、、、、結構ある。
そして見てたら行きたくなってしまった。
世界一周堂
https://www.sekai1.co.jp/
メルカリ山田進太郎コースとかあったら面白いね。
そういえば本書でも触れられているけれど、
山田さんはずっとブログを書いていたそうな。
調べてみたら今でも書いてる。
Twitterはこちら。
メルカリが変えたもの
「再販を前提にきれいに使ったり、購入時のタグを捨てずにとっておいたりといった行動が広がってきた。『どう利用するか』『どう廃棄するか』が重要になり、常識が変わるかもしれない」
P.8
とにかく手軽にものが売れる。不要なものが現金化できる。
売る前提で買う、という消費行動が増えてきているということ。
自分もなんか売ってみようかな。
高田馬場 コットンクラブ
共同創業者の富島さんを山田さんが口説いた店として本書に登場!
なんどもいったことのある店が突然舞台になっていると面食らうね。
シリコンバレーはムラ社会
シリコンバレーは開放的なイメージを持たれがちだが、完全な「コネ社会」「ムラ社会」だ。有益な情報、優れた人材に出会うためにはインサイダーにならなければいけない。
P.185
実は閉鎖的。
福満しげゆき的に言うならばコネコネ社会である。
いや、でもそれって合理的なんだよね。
信用している人の紹介ほど確実なものはない。
紹介された人は紹介してくれた人の信用を背負っている。
何かあればその人の顔を潰すことになるから下手なことはできないし、
下手をすればそんな奴とは思わなかったと自分がぶった切られる。
それが信用の世界。
わざわざ紹介してもらえるのは信用してもらってるから。
逆もまた然り。
信用している相手に対して自分ができることなら力になってあげたい。
でも信用を失うと、そう言うルートが閉ざされる。
信用を失うのは一瞬なので、気をつけないとね。。
- 作者: 奥平和行
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/11/22
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