早くも今年トップクラスの名著が出てきた。
「実践」とついてる所がポイントで、本当に実践したくなる、できそうに思える、
超絶実用書なのである。
これは本当にすごいから全マーケター必読なんじゃないかな。
たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)
- 作者: 西口一希
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2019/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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9セグマップ
まず顧客をロイヤル、一般、離反、認知未購買、未認知の5つのセグメントに分け、
未認知以外の4つをそれぞれブランド選好の高低で2つに分ける。
合計9セグメントで自社のターゲットがどのセグメントにどれだけいるのか、
それをどうしたいのか、施策によってどう移り変わっているのか、を
俯瞰して見るのが9セグマップ。
狭義のデジタルマーケに囚われすぎるとよくない
筆者が参加してきたアドテクノロジーやデジタルマーケティングのセミナーで語られる内容も、新しいデジタル技術や手法を実行したら効果が上がった、ABテストで費用対効果がよくなった、といった発表が大半であり、そのほとんどが、ブランド全体から見れば限定的な影響にすぎない部分最適です。
(中略)
顧客を把握しないマーケティングは必ず、部分最適の連続から縮小均衡に陥ります。
P.23
N1を絞り込むことを恐れない
誰かのプレゼントを選ぶとして、一番喜んでもらえそうなのはどの場合か??
①子供、妻、夫、恋人のいずれか一人
②同僚、同級生20人
③4年生大学を卒業した東京在住、世帯年収800万円以上、こどもがいる専業主婦1000人
当然①ですよね、と。
深く理解してる一人のために考えた方が精度があがるはず。
だから、まずN1をしっかりと理解しようとすることが重要なんだ、と。
N1の理解から、アイデアが生まれ、アイデアが有効かどうかは別でテストして、
有効な施策をスケールさせていく。
ごくごくシンプルに言うならばそれの繰り返しなのだけど、
すごく腹落ちした。
とにかく、一度素直にこの本の流れに沿って考え、実行、してみると
たくさんの学びと成果が得られると思う。
たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)
- 作者: 西口一希
- 出版社/メーカー: 翔泳社
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