人の発達段階の応じて組織のあり様も変わってきた、という整理のもと、
それでは次に来る進化した組織モデルは何かという話をしている本。
なかなかの分厚さにたじろぐが内容はそんなに難しい話ではない。
それなりに話題になったので解説本がたくさん出ているが、
この話をリアルに感じる経営層はどれくらいいるのだろう。
- 作者:フレデリック・ラルー
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: 単行本
上下関係もなければ目標も予算もない組織。
信頼関係で結ばれ、自律的に高いパフォーマンスを出していく、
なんてのは正直夢物語のように思える。
もちろんいろいろな事例は出て来るものの、
皆が皆、これを目指せるとは思えないというのが正直なところ。
まぁ発達段階によるとするならば、十分に発達した、
それこそ進化型従業員が欲しいよ、、、なんて言いたくなってしまいますが。。。
まぁ元々X理論、Y理論というものがある。
従業員は本来怠け者で、なるべくなら仕事をサボりたいものだ(X理論)。
労働者は意欲的で、自発的で、自制心を発揮できる(Y理論)。
P.182
これってどっちが正しいのか?
どっちも正しいのである。
なので、まぁどういう組織を作るか次第で、XにもYにもなるんだろうね。
- 作者:フレデリック・ラルー
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: 単行本