世の中には凡人と秀才と天才の3タイプが存在する。
で、それぞれ全く違うタイプなのよね。
価値観から何から違う。
その構図を物語形式で解き明かすのが本書。
- 作者:北野 唯我
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
秀才は天才にに対する憧れと妬みの感情があるけれど、
天才は秀才に興味がないんだよね。
だからこそ秀才の愛憎を掻き立ててしまう。
みたいな構図。
そもそもそれぞれをそれぞれたらしめる軸が異なっていて、
天才=創造性
秀才=再現性
凡人=共感性
だったりする。
企業経営にはどのタイプも重要。
でも、軌道に乗り始めると秀才が訳知り顔で跋扈する感じが強いかもしれないね。
日本人はかなり秀才タイプが多いような気もする。
お互いの違いを理解しあえるといい組織になるかもしれないけれど、
世の中は圧倒的に凡人だらけだからなぁ。
天才と秀才が互いに理解し合えている組織は幸せだと思うけど、
秀才はどうしても承認欲求が強くて天才より認められたがるタイプが多い気がする。
でも所詮お前は秀才だよっていう限界に苦しむんだよねぇ。
天才はそもそも承認欲求がモチベーションになってないから、
他者からの承認に対しても特別な感慨を持たないというか、
別に自然なことなんだろうし、そんなことよりこういうことやりたい、が先に立つ。
それがまた秀才を逆なでするのよなぁ・・・。
- 作者:北野 唯我
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)