ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

駄目だ、駄目だって言ってるだけで思考停止してないで、可能性を模索しよう。 内沼晋太郎/本の逆襲

ブックコーディネーターとしてちょいちょい雑誌やらWebやらで 紹介されている内沼氏。 博報堂の嶋さんとB&B(BOOK & BEER)というビールが 飲める書店を開業。本が好きで新しい形態の本屋さんも始めた気鋭の人。 若干の胡散臭さを感じるのはその妙な肩書きの…

出版流通の効率化の中でISBNが果たした役割やそれにまつわる様々な議論をまとめた資料性の高い1冊。 湯浅俊彦/日本の出版流通における書誌情報・物流情報のデジタル化とその歴史的意義

まず、日本の出版流通は結構凄い。 全国津々浦々の書店へ、膨大な種類の本を届け、回収している。この物流の改善の歴史において、決定的に重要なのが、 商品管理のデジタル化だ。 1冊1冊の本の情報をまとめたものを書誌情報と言い、 現在はすべての本に固有…

ネットワーク経済に関する定番書、テーマ自体は未だに古びていない。カール・シャピロ、ハル・R.バリアン/ネットワーク経済の法則

ネットワーク経済と言えばこれ、みたいな定番書らしい。ネットワークの外部性が効くビジネスだったり、規格の標準化だったり、 そういったテーマを整理したのが本書。同じテーマで最新事例を取り上げた本があったら良いんだけどなぁ。 テーマ自体はまったく…

毒にも薬にもならない、だから5年経ってもこの業界は何も変わらない。出版コンテンツ研究会/デジタルコンテンツをめぐる現状報告

有識者っぽい人たちが何となく、それっぽいことを言っている印象の本。 出版コンテンツ研究会、みたいな有志の団体が この業界にどれだけあるのか分からないけれど、 そう言ったものが影響力を持って何かを変えたことがあるのかは疑問。 まぁ、出版社の上層…

相手を言い負かすことだけ考えていてもだめよというお話。 ロバート・マイヤー/すごい「議論」力!

議論に勝ってもなんかうまくいかない時もある。 必ずしも相手を言い負かすことが最善とは限らない。 議論を通じて自分が望む成果を得るためのコツをまとめたのが本書。ハーバード流交渉術にも通じるものがある。すごい「議論」力!―これが最強の「論理&心理」…

出版市場における文庫の重要性を明らかにする論稿 岩野裕一/文庫はなぜ読まれるのか

ハードカバーで刊行された新作が、数年後文庫化される。 これが出版業界の典型的なパターンだ。 文庫化されるまでには大体刊行から3年程度経過しており、 ちょっと前の話題の本が文庫になっている程度の認識だった。 しかしながら、実際は文庫の方が圧倒的に…

経営戦略の理論を経済学のモデルを使って説明するとこうなる。 浅羽茂/経営戦略の経済学

個人的な印象だけど、経営学の話って、中途半端にかじるとなんかフワフワしている印象。 でも本書はそのふわふわを許さない。 なんとなくじゃなくて、経済学的にはこういうことだ、とビシっと説明してくれる。 経済学というもの自体が、色々な前提や条件を捨…

鷲津が帰ってきた! しかもテーマはリーマン・ショック!! 真山仁/グリード

「ハゲタカ」との出会いはドラマだった。 自分の仕事している業界はビジネスの理屈とは無縁の業界だし、 ビジネススクールに行こうなんて、微塵も思っていなかった時。 ビジネスにおける緊張感って何よりも楽しく、 そこにはもの凄いゲーム性がある。 きっと…

問題を客観視して一緒に解決していくイメージ。 ロジャー・フィッシャー ウィリアム・ユーリ/ハーバード流交渉術

交渉術というとずる賢そうなイメージもあるけれど、 この本が整理しているのは至極まっとうな方法。 交渉や議論をする際に念頭に置いておきたい、基本的な考え方。 そして読んでみて思ったけれど、確かにここに書かれていることが 出来てない例って仕事をし…