経営者
元BCG日本代表の内田和成のリーダーシップ論。 内田氏の本は常に、わかりやすく本質をまとめてくれるのでとてもおすすめ。最も、それは考え方、捉え方、を教えてくれるものであって、答えそのものを書いてくれるようなものではない。 そもそも唯一の絶対の解…
スティーブ・ジョブス、エリック・シュミット、ラリー・ペイジ、 それらシリコンバレーの偉人たちの共通のコーチ、 それがビル・キャンベル。1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え作者:エリック・シュミット,ジョナサン…
精神的資産の増やし方、とか自分の殻を破るとかって帯に書いてあるから、 内省的な話なのかしらと思っていたのだけど、全然そんなんじゃなかった。少年が困難や壁にぶつかりまくりながらも前に進むドキュメンタリー。 なので、小難しい話が苦手な人でも楽し…
夭折した任天堂の元社長岩田聡さんのことばを集めた1冊。MOTHER2の開発が行き詰った際に、立て直したのが岩田さん。 それ以来、糸井重里と岩田さんは交流を深めていったのだそうだ。そして、岩田さんがどんなことを考え、 どういった発言をしていたのかを1冊…
twitterでなんとなく話題になっているなぁくらいの気になり方だったのだけど、 読んでみようと思って読んでみたら、しょぼい喫茶店ができるまでと、できてからの 試行錯誤が素直に綴られたドキュメンタリーだった。しょぼい喫茶店の本作者: 池田達也出版社/…
銀座のユダヤ商人と言われるまでになった日本人、それが日本マクドナルド創業者の藤田田(ふじたでん)だ。 この本は藤田自身が学んだユダヤ人の金儲けのノウハウをまとめたもの。特に屎尿を得ることの重要性はこれでもか、というほど説いている。 ビジネス…
スティーブ・ジョブスの偉業の1つ、それがPIXARであることは間違いない。 Appleを追い出された失意の彼が、エンターテインメント業界で最高の製作会社のオーナーとなり、 『トイ・ストーリー』で世界的なヒットを飛ばす。そんな夢のような物語も舞台裏はとて…
斜陽産業と言われるアパレル業界で、 躍進を続ける Dickies(ディッキーズ)を率いる著者の仕事論。成長しないのが当たり前という諦めムードが業界全体に漂う中、 アパレルでも成長はできるんだ、ということを語っている。 むしろほとんどのアパレル企業はや…
日本のスタートアップ史上稀に見るユニコーン企業となったメルカリのルポ。 試行錯誤と紆余曲折が語られているけれど、本当はもっとジェットコースターみたいだったんだろうな。メルカリという名称はラテン語で市場を意味するってのも本書を読んで初めて知っ…
メタップスの社長佐藤航陽の著作。 『お金2.0』の影に隠れてあまり目立たないけれど、 こちらもコンパクトでわかりやすい良書。時代を先読みし、チャンスを生み出す 未来予測の技法 (リベラルアーツカレッジ)作者: 佐藤航陽出版社/メーカー: ディスカヴァー…
ファクトリエの山田さんの本を引き続き。黒子として表に出ることのなかった工場との連携、 価格も工場に決めさせ、セールなし。それも全て、日本発の真のブランドを作りたいから。 ヨーロッパのブランドは職人に支えられている。 でも日本の工場の地位は低い…
日本酒界のホープ、平和酒造の山本さんとアパレル界のベンチャー、ファクトリエの山田さんの対談。お互いの共通点は、メイドインジャパンの真のブランドを作り、世界へ届けること。ファクトリエの山田さんは思いで突っ走ってる感じがすごい。 アパレル生産の…
来るべき動画の世界の最前線を走っている明石ガクトの著作。 もともとadtech九州でお話聞いて面白いなーと思ってたところで著作が出たので迷わず購入。そもそも映像と動画は違うっていう話が素晴らしかった。 それは情報の密度が違うということ。 彼はこの本…
日本企業を蝕むPL脳、それは短期的なPLの数字に囚われて、 長期的な成長を描けなくなる病。企業価値を向上させることはPLをちょっぴりよくすること、ではない。 経営者も、投資家も目先のPLばかり見ているからダメなんだと言う話。ファイナンス思考 日本企業…
Gunosyの創業者である福島さんの著書。 地味な出版社から地味に出ているんだけど、 結構良い本だと思うの。なんでもっと話題にならないんだろうと思うが、 本なんてそんなもんで、 だからこそ良書と出会えることはとても大切。センスのいらない経営作者: 福…
田端さんが絶賛していて知りました。 インテルの経営者が書いた本。 マネジメントの要諦というか、生産性を上げるために どういう視点で見て、考えるのかを具体的に書いてくれている名著。 そしてマネジャーとは何なのかをこれほど明瞭に示してくれる本もな…
音楽業界のことはよく分からないし、 なんならあんまりTKブームとかにも夢中にならなかった方なんだけど、 エイベックスは昔から聞いたことあったし、この方の名前くらいは知ってた。で、その人の本が出たってことでとにかく読んでみたのだけど、普通に面白…
出版業界が生み出したスター編集者、箕輪厚介の処女作。ビジネス書というか、エッセイというか、そんな感じ。 彼自身が様々な著者と仕事をした上で自分のものにしてきた マインドセットみたいなもんをまとめた本て感じ。死ぬこと以外かすり傷作者: 箕輪厚介…
リクルートが好きかと言われるとあんま好きじゃない。 あのある種独特なリクルートのノリは未だに馴染めない自分がいる。就活の時も、一応学生複数名で話を聞く会みたいなの言ったけど、 どう見てもあれは選考だったし、そのつもりでものすごく前のめりな人…
タイトルそのまんま、ユニクロにアルバイトとして潜入したルポ。 一代でグローバルに展開するSPA企業として大成長したユニクロは、 ビジネススクールにおいても注目される輝かしい企業の筆頭。社長の柳井さんはカリスマ経営者としての世評も高い。そんな輝か…
売れてるビジネス書。 NewsPicks Bookは瞬く間にビジネス書のブランドになってしまったね。面白いしキャッチーなんだよなぁ。 レガシーな経営者本とは一線を画す、今っぽさとリアリティーがあるから。レガシー経営者本って説法みたいになるからな。 抹香くさ…
TSUTAYAを運営するCCCの社長、増田さんへのインタビュー。増田さんてメディアへの露出度がそんなに高くないし、 こういう本が出るのは珍しい気がする。TSUTAYAは今や紀伊国屋書店を抜いて売上高もNo.1の書店になっている。 フランチャイズの強みっちゃ強みだ…
『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力』 この本のタイトルの胡散臭さ、バカっぽさは、 売るために必要なことだろうとは思っていてもちょっと引く。このタイトルにつられて読む人がバカっぽく見えるタイトル。 いやなんでそこにこだわるかと言うとこ…
まぁタイトル通りのお仕事術の本。 効率化のためのTips集でもあるのだけど、 どこに注目して工程の無駄を省くか、という考え方の本でもある。別段ものすごく目新しいことが書いてあるわけではないと思うけれど、 ワークフローの無駄に眼を光らせ、合理的な解…
とても話題になっていたジョブスの自伝。 相当今更ですが、今更読みました。 やはり稀有な人だったんだなぁ、と再確認。 読んだ勢いで自宅のマックを買い換えたくなったけど、我慢。マイクロソフトがオープンかつ、水平展開なのに対し、 アップルはクローズ…
飯塚毅という実在した税理士の半生を描くノンフィクション小説。 その半生は、国家権力から目を付けられ、不当な調査、弾圧を受けた戦いの歴史でもある。そして、この人は税理士の歴史を切り開いてきた人でもあるのだな。読んでみるとしみじみ思うが、昔の人…
PayPalマフィアってのは、PayPal創設時のメンバーで、 その後独立した起業家たちのこと。 で、著者のピーター・ティールはそういったPayPalマフィアのドンと言われている。で、そこらへんの話はよくできたまとめサイトがあったので、 その辺を見ていただけれ…
サウスウェスト航空はMBAの授業で必ずと言っていいほど取り上げられる企業。 正確な発着時間、コストダウン、機体の稼働率を上げるための着陸、離陸間の時間短縮、 それを可能にする機体の統一、などなどなど。 ありとあらゆる工夫が相互に影響しあって、こ…
理論だけ知っていても役に立たない。 ビジネスの現場でそれを活用して闘うことができるのか。 頭でっかちなMBAほど使い物にならない人材はいない。本書は著者の実体験を下に、どのように実践して行ったのかが辿れる物語。 いつの時代も「優れた戦略」は「優…
メインフレームという大型コンピュータの大成功で、 圧倒的な地位を築いたIBMは、その圧倒的な強さが故におかしなことに。 そしてメインフレームの需要が減少するのに合わせて90年代に業績も急落。 3期連続の大赤字を計上し、会社を存続させるためには分割…