MBA
M&Aの理論的な整理として読んだけれど、読む人のレベルによってそれぞれ学びがありそう。宮島英昭/日本のM&Aまったくもって本業とは畑違いなのだけど、 今後やりたいことを考えると最低限の知識は得ておきたいと思って勉強中。前半は論文集めた構成で、初学…
店舗戦略におけるいろはをまとめた1冊。 業界の人にとっては当たり前なのかもしれないが、 実店舗販売をしていない人にとっては要点がわかりやすくまとめられていて 効率よく知識が得られる。店舗戦略ハンドブック―出店計画から売場戦略まで、売れるお店づく…
たまにテレビに出ていたりもするマーケティングの先生。 本からもなんか商売上手な感じがする。 ちょうど一般受けするようなボリュームとわかりやすさにまとめている感じ。本当に基本中の基本なので、さーっと読んでマーケティングの 色々な概念の概観を得る…
「ウィナー・テイク・オール」はいわゆる勝者の総取りのこと。 勝ったやつがすべてを持っていく世界。 ネットビジネスでは「First Mover Advantage」と共によく語られる話。 それはネットビジネスがネットワークの外部性が効きやすいビジネスモデルが多く、 …
顧客志向という言葉は、今や絶対的に重要な要素として 認識されている感があるけれど、実際の新製品開発において 顧客志向を実践する際には様々な困難が伴う。本書は成功事例、失敗事例ともに研究し、 実践の際の難しさや、成功のポイントを浮き彫りにする。…
組織を顧客志向に劇的に改善させ、現場の力を活かすとはどういうことなのか。 そんなテーマに関して某教授がとりあえずこれだけ読んどけ、と オススメしていたのがこの本。本書のタイトルにもなっている「真実の瞬間」というのは、 主にサービス業の現場で企…
AorB、どっちが得なのか? そういう判断をしなければいけない時は結構あるはず。 ただ、本書の事例にも出てくるように、同じ事象に対して、 まったく異なる見解が出て来る可能性は高い。その原因は、比較対象を明確にできていないから。 そこを明確にしたう…
今となっては当たり前のように使われるようになったロングテールという言葉。 その現象を指摘したのがこの人、クリス・アンダーソン。 そういう意味ではこの本はちょっとしたエポック・メイキングな本だと思う。 文庫化される際に増補改訂版になったのは良い…
リーダーシップ論などの人材系分野で第一線の先生による入門書。でも自分が苦手だからか、リーダーシップ系の本ってのはどうも肌に合わない。 まぁ、どこまで言っても扱っているのがふわっとしたものだし、 現実のケースが1つ1つ特殊すぎて、なかなか再現…
本書は、アメリカのビジネススクールで、ハイテク関連企業の 製品戦略を学ぶ際の教科書として使用されているらしい。実際の事例を元に分析しており、何をどのように考え、 成功したか、復活したか、失敗したか、が紹介されている。事例はすでに古く感じると…
ネットワーク経済と言えばこれ、みたいな定番書らしい。ネットワークの外部性が効くビジネスだったり、規格の標準化だったり、 そういったテーマを整理したのが本書。同じテーマで最新事例を取り上げた本があったら良いんだけどなぁ。 テーマ自体はまったく…
個人的な印象だけど、経営学の話って、中途半端にかじるとなんかフワフワしている印象。 でも本書はそのふわふわを許さない。 なんとなくじゃなくて、経済学的にはこういうことだ、とビシっと説明してくれる。 経済学というもの自体が、色々な前提や条件を捨…
戦略は実現できなければ意味が無い。 戦略だけなら模倣できる。 でも、その戦略を高いレベルで実行できる現場力は模倣困難。 オペレーショナル・エクセレンスこそが、模倣困難な差別化の要因になる。 というのが著者が再三繰り返し主張していること。 まった…
著者はサンドビックという北欧企業の日本法人の社長。 北欧企業って内需がそもそも少ないので、 大きな企業では海外の売上比率が90%越えてる企業が多いらしい。BtoBの企業なのであまり知られていないけれども、 この人がやっていることはとてもすごい。一度…
著者は財務官僚として、日本の金融危機の現場に立ち会った人物。 ノーベル経済学賞を取ったスティグリッツの代表的著作『新しい金融論』の翻訳者でもある。新しい金融論―信用と情報の経済学作者: J・E・スティグリッツ,ブルースグリーンウォルド,ジョセフ・E…
リーマンショック当時の財務長官ヘンリー・ポールソンの回顧録。 600ページを超える大部の著作。 若干冗長というか、鬱陶しい部分もあるけれど、 読みやすい文章なので、結構さらっと読める。ポールソンは、元ゴールドマン・サックスのCEO。 CEOを辞して財務…
金融の授業で参考図書になっており、 な~んも知らなかったので読んでみた。リーマン・ブラザーズの破綻によって顕在化し、 市場が大混乱をきたした一連の流れを、数百人のインタビューをもとに 丁寧に追いかける渾身のドキュメント。 あの時何が起きていた…
すべての理論は過剰であり、過小である。 もっともらしく聞こえても現実にそのままハマる理論なんてない。 理論には限界があり、その限界を踏まえて考えないといけない。 古今東西の戦略論をひも解きながら、そんなことを伝えてくれる良書。10個の分類はこん…
SNSの普及によって、口コミの影響力は増加し、 顧客満足=CSの重要性が益々高まる今日この頃。顧客満足の重要性はわかるものの、でもそんな千差万別で主観的で、定性的な代物、 一体どう扱って把握したら良いのかよくわからん、というのが正直な所。本書はそ…
仕事でファイナンスのファの字も使わない僕でも、 ようやく、なんとなく、ファイナンスの概要くらいは掴めたかな、と思えた1冊。とはいえ、これでファイナンス系の本も4冊目だから 多少は理解できて当然なのかもしれないけど・・・でも、ある程度他の本を読…
アメリカの証券取引委員会=SECの委員長を8年間務め、 様々な制度改革に奔走したアーサー・レビットの回顧録。小口投資家を守り、公正な市場を目指した改革は、 時に既得権益を守りたい業界からの反発を招く。 その内幕を実名をあげて記載している回顧録なの…
正直ファイナンスは苦手。 仕事で全く使わないからなのだけど、 さすがにMBAで何もわからんってのは無いだろうと思い、 必死こいて学んでいる所。ファイナンスの中でも企業価値算出=バリュエーションの超わかりやすい入門書。野口真人/パンダをいくらで買…
流通は奥が深い。 毎日コンビニに色々な商品が並んでいるのも、 日本の流通システムがとても優れているから。で、そんな奥深い流通を研究する分野が流通論。 結構面白いよ、と言われ気になっていたので、 学部生向けのわかりやすいやつを読んでみた。流通論…
何かと取り上げられることの多い新幹線の清掃部隊、TESSEI(テッセイ)のお話。 7分間で車両の清掃を終えるっていうんだから、その現場力たるや半端ない。 でも、別に天使じゃねーだろ、とタイトルに突っ込みも入れたくなる・・・本書は、テッセイってどんな…
人の決断、すなわち意思決定がいかに間違えやすいか。 そしていかに無意識のうちにさまざまな影響を受けているか、を 解き明かしてくれる本。人は簡単に間違え、錯覚し、誘導される。ダニエル・カーネマン/ファスト&スロー あなたの意志はどのように決まる…
一時期「見える化」という言葉を流行らせたのが遠藤さん。 元ボスコンで、今はローランドベルガーという欧州系のトップコンサル会社の会長。表面的ではない、本当の現場主義とはどういうことか、 また、なぜ現場のオペレーションが重要なのか、 著者の研究や…
ビジネススクールの教科書として書かれた本には良書が多い。 本書は訳文もこなれていて、各章が理論と実践のパートに 分かれているという構成も読みやすい。企業の競争優位は、企業が保有する模倣困難な資源によって形成される! ジェイ B・バーニー/企業…
ハーバード・ビジネス・レビュー(以下HBR)読者が選ぶ、 今年のビジネス書投票で1位に輝いていたので、 積読状態だったけど急ぎ読んでみた。経営戦略本を単品で読んでいるだけだと、 なんというか体系だった理解にはなかなか至らない。 ポジショニング派と資…
この人の本は、どれも非常に分かりやすい。事例で語るビジネスモデル解説の良書 山田英夫/なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編 - 学びや思いつきを記録する、超要約ノート過去のエントリも是非。 恐らく、膨大な理論を整理して、そのエッセンス…
関さんの本が面白かったので2連続。 2003年の本なのだけど、中国がどんな勢いで変化しているか、 その生々しいスピード感が良く分かる本。 あっという間にここから10年経ってしまった。じゃあ今は一体どうなってんだ?と気にならずにいられない。とにかく現…