マーケティングに法則があるか、という問題に
正面からYESと言い切っている本。
- 作者: アルライズ,ジャックトラウト,Al Ries,Jack Trout,新井喜美夫
- 出版社/メーカー: 東急エージェンシー出版部
- 発売日: 1994/01/01
- メディア: 単行本
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80年代後半にポジショニングというコンセプトを提唱した
マーケティング戦略の大家が書いた本書は、
刊行から18年経った今でも手元に置いて折に触れパラパラとめくりたい良書。
彼らは言い切っちゃう。
「マーケティングには法則がある。法則に反したら必ず失敗する!」
法則は早々変わるもんじゃない。
だからこの本が古びないのも当然と言えば当然か。
例えば22の法則の中の1つ、「一番手の法則」
①大西洋を最初に単独で横断飛行した人物の名前は? そう、もちろんチャールズ・リンドバーグだ。
②大西洋を二番目に単独飛行した人物の名前は? おそらく簡単には答えられないだろう。
答えは、バート・ヒンクラーなのだけど、確かに知らない・・・。
カテゴリの中で一番になることがいかに重要か。
なれないなら、一番になれるカテゴリを作ればよい 、という話。
22の法則の1つ1つが、具体的な事例とともに
わかりやすく書いてあるので気楽に読めて、役に立つ。
ちなみに、法則があるからと言って簡単に成功できると言ってる訳じゃない。
22の法則はそれぞれ納得感のある物ばかり。
だからこそ、それに反さずにマーケティング施策を行っていく事は
それなりに難しいってこと。
まぁ自分が今、大きな間違いを犯していないか振り返るのに最適。
たまにこれ読んで発想切り替えたら、良いアイデアが浮かぶかも。