見るからに古典。
でも商売の原理原則は変わってないんだなってことが、
これを読むと凄く感じる。
先日、『商品構成』に関して書いたが、
こちらもすべてのバイヤー&マーチャンダイザーを志す人にお勧めしたい。
チェーンストアが前提なので、アパレルだけ、などに
特化している訳ではないのだけど、割と普遍的な話がされている。
- 作者: 渥美俊一
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2010/10
- メディア: 単行本
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仕入れはバクチじゃない!
感性の仕事だと思うな!と声を大にして言いたい。
感覚にしか頼らないやつは、伸びない。
これカワイイとかあれカワイイとか、どうでもよかよ。
仕入れ担当の評価は売上高ではなく粗利益高!
売上高の嵩積むだけなら色々やりようがある。
本当の貢献度合いはその人がどれだけ利益をもたらしているか。
特に買取商品の場合は利益で見ないと意味ない。
仕入れ技術とは、追加補充の能力
ぱっと見てこの商品がいくつ売れるなんてわかる人はいない。
まずはその現実を受け入れるところから始めないといかん。
売れるものを売れるだけ仕入れれば良いじゃないか、という発想も馬鹿げている。
売れるものの在庫を切らさず、売り伸ばすことこそ仕入れの技術。
売れるものを選んでくることじゃない。選んで当たったのはたまたま。
選んで外すことだってある。そういう博打を極力減らすにはどうするか、が大切。
そこを勘違いする人がめちゃくちゃ多い。
実際に売るまで売れるかどうかなんてわからない。
身もふたもない言い方だけど、実際そんなもん。
だから、売れなかったときのリスクと、売れたときのリスク、
両方を事前に考えて動けないといけない。
安易に売れると思ったとか言うやつは博打してるだけで仕事してない。
お前が売れると思ったからなんなの?
占い師にでもなるつもり?
ベンダーとの関係構築12か条
- 先方トップとの定期的な接触
- 支払い条件の遵守
- 頻繁な先方への訪問
- 個人リベート、招待、饗応の絶対的固辞
- ④の違反者への厳罰
- 返品条件の明確化
- 自動補充など定番品であっても13週ごとに変更
- 効率数値が変化したら原因を明確にして直ちに応急策と制度対策を
- 自社の業績と、計画を常に先方へ伝える
- ベンダー協力会の編成と運営
- 株式配分や出資、融資保証はさける
- 一定期間で周期的にベンダー見直し
欠品率は18〜56%程度ある。これを2%程度まで下げる努力を!
2%は壮絶な目標値・・・
でも渥美さんが言うなら目指すべき数値なのかもしれない。。。
少なくとも20%以下には抑えたい。
- 作者: 渥美俊一
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2010/10
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