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1000年の視点で服飾史を概観するアイデアは面白いけど・・・ 塚田朋子/ファッション・ブランドとデザイナーと呼ばれる戦士たち

120のニュースを1000年生きてるニュースキャスターが、
21世紀のファッションの顧客を意識して解説する、っていうコンセプト。

このアイデア自体はユニークだと思ったのだけど、
ニュース1つ1つの解説量が足りていないからなのか、文章が下手だからなのか、
結局だから何? 何が言いたいの?? という話になりがちな展開。
その情報、今必要でした?的に論点が散漫になる場面もちらほら。

全体的にすごく惜しい感じの1冊。
著者というよりは編集者の力量でもっと面白い本にできた気がする。
それでも新しい発見があったから個人的には十分。

ファッション・ブランドとデザイナーと呼ばれる戦士たち

ファッション・ブランドとデザイナーと呼ばれる戦士たち

輸入に対する輸出の比率はわずか2%

日本のアパレルは全然世界に出せていない。完全に輸入超過というか、輸入依存。
繊維産業の国際競争力が落ちてしまったことに関しては、
もともと労働集約的な産業なので低賃金労働者の確保が命運を分ける。
今の日本じゃ勝てないのは必然。
でもこの辺の話を読んで、ちきりんが日本の経済再生に関して、
ものづくり回帰みたいな話はダメって言ってたのを思い出した。
元ネタは野口悠紀雄さんのこの本でしたね。

春樹がギャルソン取材してた

「日出る国の工場」という本で村上春樹がギャルソンの縫製業者を取材していたことを知る。
読んでみたいような、みたくないような。

日出る国の工場 (新潮文庫)

日出る国の工場 (新潮文庫)

世阿弥

ブランド論的なものによく顔を出す世阿弥さん。
秘すれば花、とか日本的な美意識が集約されてるんだろうな。
で、「真の上手であれば、目利かずも満足する能をすることができる」そうな。
本当に良いものは、素人にも伝わる。

欠田誠

マネキンの原型を制作してきた人で、なんとラガーフェルドの目に留まり、
シャネルのマネキンをずっと制作してきたそうな。

調べたら、ホームページあった。
ちょっと面白そう。

amazonにも1冊だけ著作が!

マネキン 美しい人体の物語

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これ買ってみよう!!


ファッション・ブランドとデザイナーと呼ばれる戦士たち

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