考えたり、勉強したりする前に、
そもそも考え方とか勉強の仕方とか、
メタレベルのことをしっかりと調べたり,考えたりした方が良い。
じゃないと、努力の成果が削がれる、もしくは出ない、
もしくは全くの無駄、になってしまうから。
これから、費やす時間が長い作業であればあるほど、
方法に無駄があったときの損失が大きい。
この怖さを分かってない人って意外と多くて、
無駄なことばっかやって忙しい振りをする。
この本は、とりあえず考え方にはコツがあるってことが書いてある本。
でもつまるところ昔からあるロジカルシンキング系の本。
とても分かりやすいから、これから学ぶ人にはオススメ。
- 作者: 瀧本哲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 新書
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考えるときのコツはディベート思考
要するに脳内でディベートしなさいということ。
ディベートは賛成と反対に分かれて議論するもので、
議論の直前に自分がどちらの立場になるかが指定される。
つまり、賛成も反対も両方考えておかなくてはいけない。
これが、ものを考える時にはとても大切。
自分の意見に対して、しっかりとポジ・ネガ両面で思考すること。
自分のこの意見を潰すなら何と言うか、更にそれに対してどう反論するのか、
想定を繰り返し、脳内で議論させた上で発言する。
脊髄反射的な発言は、こう言ったことがちゃんと考えられていないからすぐに破綻する。
そもそも正解は無いという前提
そもそも唯一絶対の正解なんてものは無い、という前提を持っておくことはとても大切。
だから議論して、最適解を求めようとする。
最適解もそのときの諸条件の中での最適解に過ぎず、すべては変化していく。
昨日正しかったことは明日には正しくないかもしれない。
だから、最適解にどういったロジックでたどり着いたのか、ということこそが重要。
そこがちゃんと把握できていれば状況が変化しても、すぐに思考できる。
大きな問題は小分けにする
大きな問題は小さく分けていって、議論可能なサイズに分割する。
その時意識することはMECEであること、とか。
そして、同時に複数の論題を考える癖をつけること。
ちなみに本書に書いてあるようなことはある種当たり前のことで、
これを当たり前に実践している人は少なからずいる。
ちなみにロジカルシンキング系のおすすめ
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
- 作者: 照屋華子,岡田恵子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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改訂3版 グロービスMBAクリティカル・シンキング (グロービスMBAシリーズ)
- 作者: グロービス経営大学院
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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↑この辺はオーソドックスだけど、良くまとまってる。
- 作者: 内田和成
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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- 作者: 内田和成
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