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考え方にはある程度セオリーやお約束があるよ、という話。 瀧本哲史/武器としての決断思考

考えたり、勉強したりする前に、
そもそも考え方とか勉強の仕方とか、
メタレベルのことをしっかりと調べたり,考えたりした方が良い。
じゃないと、努力の成果が削がれる、もしくは出ない、
もしくは全くの無駄、になってしまうから。

これから、費やす時間が長い作業であればあるほど、
方法に無駄があったときの損失が大きい。
この怖さを分かってない人って意外と多くて、
無駄なことばっかやって忙しい振りをする。

この本は、とりあえず考え方にはコツがあるってことが書いてある本。
でもつまるところ昔からあるロジカルシンキング系の本。
とても分かりやすいから、これから学ぶ人にはオススメ。

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)


考えるときのコツはディベート思考

要するに脳内でディベートしなさいということ。
ディベートは賛成と反対に分かれて議論するもので、
議論の直前に自分がどちらの立場になるかが指定される。
つまり、賛成も反対も両方考えておかなくてはいけない。
これが、ものを考える時にはとても大切。
自分の意見に対して、しっかりとポジ・ネガ両面で思考すること。
自分のこの意見を潰すなら何と言うか、更にそれに対してどう反論するのか、
想定を繰り返し、脳内で議論させた上で発言する。
脊髄反射的な発言は、こう言ったことがちゃんと考えられていないからすぐに破綻する。


そもそも正解は無いという前提

そもそも唯一絶対の正解なんてものは無い、という前提を持っておくことはとても大切。
だから議論して、最適解を求めようとする。
最適解もそのときの諸条件の中での最適解に過ぎず、すべては変化していく。
昨日正しかったことは明日には正しくないかもしれない。
だから、最適解にどういったロジックでたどり着いたのか、ということこそが重要。
そこがちゃんと把握できていれば状況が変化しても、すぐに思考できる。


大きな問題は小分けにする

大きな問題は小さく分けていって、議論可能なサイズに分割する。
その時意識することはMECEであること、とか。
そして、同時に複数の論題を考える癖をつけること。
ちなみに本書に書いてあるようなことはある種当たり前のことで、
これを当たり前に実践している人は少なからずいる。


ちなみにロジカルシンキング系のおすすめ

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

↑この辺はオーソドックスだけど、良くまとまってる。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

論点思考

論点思考

↑ちょっと毛色は違うけど、これも思考法と言う点では名著。

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)