議論に勝ってもなんかうまくいかない時もある。
必ずしも相手を言い負かすことが最善とは限らない。
議論を通じて自分が望む成果を得るためのコツをまとめたのが本書。
ハーバード流交渉術にも通じるものがある。
- 作者: ロバートマイヤー,Robert Mayer,内田和成
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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結局重要なのは聞くこと
とにかく相手の言いたいことを聞いてあげること。
相手が何を言おうとしているのか、
言葉の裏にあることは何なのか?
今それを言うってことはどういうことなのか?
相手の言い分を理解してからすべてがスタートする。
それなしに自分の主張ばかりしていてもだめ。
知ってることに縛られる
人は、自分が「知っている」と思っていることを前提にして、他人の言葉や考えに反応する。そのことを常に頭の隅に置いておこう。また人は「知っていること」を過信し、自分の「知らないこと」を軽視する傾向もある。人の知識は不正確だったり不完全だったりすることが多く、時には間違っている。にもかかわらず、本人は真実だと思い込み、正しいと信じて疑わない。
P.33
人は(もちろん自分も)、知っていることに縛られる。
常々自覚しておかないとはまってしまう・・・。
訳者はボスコンの元日本代表
本書を訳しているのは、
ボストン・コンサルティング・グループの元日本代表の内田和成氏。
内田氏のような世界トップレベルのコンサルタントでも
色々と失敗することがあるんだなぁと思うと面白い。
そして一流の人たちがこういった基本を大切にしている姿もまた感慨深いものがある。
- 作者: ロバートマイヤー,Robert Mayer,内田和成
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