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俗っぽい売られ方してるけれど、内容は意外とまじめ。フリーク・ヴァーミューレン/ヤバい経営学

ヤバいシリーズは、シリーズ化されてるけど、著者は全く違う。
出版社がそういう売り方したくてやってるだけ。
と言う訳でもの凄く俗っぽい低レベルな本に見えるのがこの本の残念なところ。

別に超面白いと言うつもりは無いけど、普通。
売られ方の低俗レベルよりはぜんぜん、まともな内容。
でもまぁ、色んな話の聞きかじりみたいな本だから、
そういうものとしてさーっと読んで、興味があることは深掘りすれば良いかな。

ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実

ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実


ビジョナリー・カンパニーみたいな話

一九六六年のフォーチュン100に載っている企業のうち、二〇〇六年に何社が生き残っているか、みんなは知っているだろうか。実は、一〇〇社のうち六六社はもう存在すらしていない。さらに、一五社は存在しているが、上場廃止になっている。そして、そのまま残っているのはたった一九社だけだ。
これは、私たちが「成功の罠」と呼んでいる現象と関係している。多くの調査や統計によって、さまざまな業界の超優良企業が、ビジネス環境の根本的な変化にうまく対応できず、ダメになっていくことが明らかになっている。
P.43

まぁ、いいんだけど、そういう話が知りたいならビジョナリー・カンパニー読むよね。

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

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ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

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ビジョナリーカンパニー3 衰退の五段階

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自己実現的な予測

さらに注意すべき点がある。それは、もはや予一言の自己実現のようなものだ。ある研究によると、アナリストが新たにリサーチ対象とした会社の株価は上昇するのだ。アナリストの所属するリサーチ部門が、「ある会社のレポートを書くぞ」と決めた単なる事実が、その会社の株価を押し上げる。その理由は、会社の名前がもっと広く知れ渡り、もっと多くの投資家の目に留まり、資金調達がもっと楽になる、といった単純なことなのかもしれない。
P.127

金融の世界ではよくある話。
破綻の噂が取り付け騒動を引き起こし、それによって本当に破綻してしまうというやつ。
ある研究によると〜、みたいな書き方がヌルいよね。本文中に明記して欲しいな。


まぁ発想の逆転的な話

サドラーズウェルズと他の多くのビジネス組織との間で、イノベーションをどう起こすかという考え方に、微妙だが本質的な違いがあることだ。企業はある目的を達成するために、手段としてイノベーションを捉えている。すなわち、利益を出すためにイノベーションを起こさなければいけないということだ。サドラーズウェルズは、その逆の考え方をしている。イノベーションを起こし続けるために、十分な利益を出さなければならないということだ。
P.233

サドラーズウェルズと言う会社を知らなかったので、ちょっと気になった。
儲けるためにトライするんじゃなくてトライするために儲ける、みたいな考え方は好き。

でも改めて見てみると大して面白くなかったみたいだな。
あんまりメモしてなかった・・・

ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実

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