コーポレート・ブランディングというとBtoCのイメージが強いが、
BtoBにおいても非常に重要、
ということを、ストーリー仕立てで、語りつつ、
合間に講義的な内容を挟みながら展開していく。
非常にとっつきやすくて、わかりやすいのでさらっと読んで
イメージをつけておくのにはぴったり。
コーポレートブランディング格闘記―B to Bブランディングの実践ストーリー
- 作者: 石井淳蔵,横田浩一
- 出版社/メーカー: 日経広告研究所
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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ブランティンクは長期戦略なんですよ。授業のときに話しましたが、コトラーは最近のマーケティングが短期的になってしまっていると指摘していますね。
これは四半期決算が大きく影響していますが、それによって顧客のロイヤルティーなど、長期的利益を損失してしまっていることも少なくありません。
非上場企業が長期的視座で経営できるという指摘はこの点です。
P.78 - P.79
最近、立て続けに四半期決算による短期思考っていう話を聞いていたので、
ここでも出てきた、という感じ。
数字を整えることだけが目的化してくると弊害もあるという話。
で、ブランドという無形のものをどうやって評価していくのか、
これが結構難しいところ。
コーポレートブランド価値を評価するモデルに金額で表すものがいくつかあります。CBバリュエーターというモデルやインターブランドのモデルがそうですが、それを使えば、ブランド価値は資産として金額で表すことができます。
広告宣伝という投資で、ブランド資産が向上するのであれば、それは健全な投資だといラ考えで、一年後に調査結果をご報告させていただきます。
P.138
で、CBバリュエーターというモデルは、
一ツ橋の伊藤邦雄教授が中心となって構築した評価モデル。
- 作者: 伊藤邦雄,日本経済新聞社広告局
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/10
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しっかりと定量化して、評価し続ける取り組みを社内に根付かせないと、
継続的な施策が打ちにくい。
定量化したとしても、果たして効果や成長を観測できれば良いのだけれど、
実際問題どうなんだろうか。
興味はあるので、時間があるときに勉強してみよう。
コーポレートブランディング格闘記―B to Bブランディングの実践ストーリー
- 作者: 石井淳蔵,横田浩一
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