ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

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自分の組織をどんな組織にしたいのか、ってことを考えてる人は一度読んでみたほうが良い。 エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ/How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

Googleの企業文化や、働くことに関する考え方をまとめた1冊。
実際のところは色々あるのかもしれないけど、
それでもなおこの会社はとても面白く、魅力的な企業に思える。
オフィスも楽しいしね、やりたいことが合致したら超面白いんじゃないかしら、と思ったり。

それと、「異議を唱える義務」は組織作りに活かしたい。
どんな組織を作りたいか、そんなことを考えている人には一読をお勧めしたい。

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント


企業文化

たいていの人が職を探すときに重視するのは、職務や責任、会社の実績、業界、報酬などだ。
リストのずっと下のほう、おそらく「通勤時間」と「自由に飲めるコーヒーの質」の間ぐらいに「文化」が出てくるかもしれない。
だがスマート・クリエイティブはリストの一番上に文化を持ってくる。
実力を発揮するには、どんな環境で働くかが重要だとわかっているからだ。
新しい会社やプロジェクトを始めるとき、検討すべき一番大切な項目が文化であるのはこのためである。
P.50

一朝一夕にできるものじゃないし、その企業文化が肌に合うかどうかって働く上でとても重要だと思う。
Googleはその点、とても面白そう。
かなり能動的なタイプじゃないと辛いかもしれないけれど。
Amazonなんかよりずっと魅力的に思えるんだよなぁ。


オフィスが汚くたっていいんだ!

カーネギー・メロン大学教授だった故ランディ・パウシュは名著『最後の授業』のなかで、子供時代の自室の写真を公開している。壁いっぱいに、つたない手書きの公式が描かれている。そして世界中の親にこう訴えている。
「みなさんの子供が自室の壁に何か描きたいと言ったら、ぼくに免じて、やらせてやってください」。
オフィスを散らかすこと自体が目的ではない(それなら最適なティーンエイジャーを何人か知っている)。だが、それは自己表現やイノベーションの副産物であることが多く、たいていは好ましい兆候だ。抑え込もうとすると、驚くほど大きな弊害が生じることを、多くの会社で目の当たりにしてきた。オフィスがめちゃくちゃ散らかっているのは問題ない。
P.62

すげー、机が汚いことを擁護されているようで嬉しい。
そして、この本読みたいな。

最後の授業 ぼくの命があるうちに (ソフトバンク文庫)

最後の授業 ぼくの命があるうちに (ソフトバンク文庫)


異議を唱える義務

能力主義を浸透させるには、「異議を唱える義務」を重視する文化が必要だ。ある考え方に問題があると思った人は、懸念を表明しなければならない。そうしなければ最高とはいえない考え方が通り、懸念を口にしなかった人も共同責任を負うことになる。
私たちの経験上、ほとんどのスマート・クリエイティブは何事についてもはっきりした意見を持っており、それを言わずにはいられない。彼らにとって「異議を唱える義務」を重んじる文化は、背中を押してくれるものだ。だが、反対意見を述べること、とくに人前でそうすることが苦手な人もいる。
だから異議を唱えることを「任意」ではなく「義務」にする必要があるのだ。生まれつき無口な人でも、オフィスのカバには断固として立ち向かわなければならない。
P.66

それは違うんじゃないかって、ちゃんと意見を表明して議論することはとても大切。
それができない人は確かに多すぎる。。。
でもそれは義務なんだよな。
これは組織作りにおいてとっても重要なことだ。

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント