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ビットコインが終わってもブロックチェーンは終わらないって話。 中嶋真志/After Bitcoin アフター・ビットコイン

盛り上がっている仮想通貨周りの理解のために本を探してて、
成毛さんの帯コメ付いてたからとりあえずこれを買って読んでみたという感じ。

仮想通貨、めちゃくちゃ盛り上がってるけど、
一体なんなの??ってことよね。
まぁ、細かなことは読んでもらうとして、いくつかめっちゃ面白いポイントが。

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

ビットコインには発行上限がある

よくわかってなかったんだけど、ビットコインには発行上限があるんだってね。
つまり埋蔵量が完全に固定の鉱脈を掘ってる。
で、あと数年でほとんど掘り尽くされてしまう。

今は、ビットコインの報酬目当てでとんでもない設備で掘りまくる巨大マイナーの寡占状態。
ユーザーがみんなで、っていう元の思想とはかけ離れた状態になっている。
で、こういう投機的マイナーが、電気代かけていつまでマイニングを続けてくれるのかっていう問題。

上限と、報酬の半減期が決められていて、時と共にマイニングで得られるビットコインの量も減っていく。
ビットコイン価格が半減期に対してそれを上回る上昇をし続ければペイするけど、
これまでも半減するタイミングで引退するマイニング企業はあったらしい。

でもこのマイナー達の計算機のリソースを使った計算がビットコインの取引を支えている訳で、
誰もこれに協力しなくなると成り立つのかいな?という根本的な問題をビットコインは抱えてる。

もちろん、有限な発行量ということは、総量が一定でニーズが途絶えなければ、
値上がりし続けるってことでもあるのだけど、果たしてそううまくいくのかしら。

欧米の金融界も一瞬うわって盛り上がったけど、
今やビットコインに対しては冷めてて、
でもブロックチェーンの技術は本物だという雰囲気らしい。

ブロックチェーン≒分散型台帳

こっちが本物なんだという話なんだよね。
今までは所有や取引を記録する台帳は中央集権的な持ち方だった。
金融機関でもマスターの台帳は1つ。そこに全てを記録、保管する考え方。
でも、ブロックチェーンの考え方はこの取引の台帳を分散し、
分散されたそれぞれの台帳が正しさを保証する仕組み。

改ざんしようとすると瞬時にすべての関連する情報を書き換えねばならず、
改ざんが極めて困難。

だからこそ、取引の履歴だとか、所有権管理だとかに対して
すべて活用できそう、すげーなって話。

仮想通貨バブル

億単位で稼いだとか、何千万も損したとか、
取引所のコインが盗まれたとか、何かと話題に事欠かない
仮想通貨市場ですが、まぁちょろっと買ってみるくらいはしたほうがいいんだろうな。
持ってるほうが興味も持てるし。

実際、valuが盛り上がった時にビットコイン買って、valu買ったりしてたけど、
ここまで一気に投機的な動きが加速してジェットコースターのように乱高下するとは思わなんだなー。

捨ててもいいお金で持っておく分には思わぬお小遣いになるかもしれないし、なくなっちゃうかもしれない。
買うときはその程度がいいんじゃないでしょうかね。

で、ブロックチェーンのお勉強と活用法を考えることの方が大切な気がする今日この頃。

という訳で、ザーッと列挙してみた。

ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか

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ブロックチェーン技術の未解決問題

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ブロックチェーン 仕組みと理論  サンプルで学ぶFinTechのコア技術

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とりあえず野口さんの本は信用できそうだから、まずはそれかな。

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者