広報やPRに関して、全体感をざっと押さえられる本ないかな、と探しているときに目星をつけた1冊。
まぁやわらかいものを想像していたのだけど、
内容は思ってたよりもかなりしっかりめで固い話が多かった。
ちゃんとした広報組織、広報とはどうあるべきか、というスタンスから
基本的なことをちゃんとまとめてあるので、真面目に学びたい人にはいいんじゃないかな。
広報とか、PRとかそういう基礎も何もない現場に読ませる本としては、固すぎるかな、という印象。
まぁでも別にそれは自分が期待した役割との乖離であって本書の価値とは無関係の話。
- 作者: 社会情報大学院大学
- 出版社/メーカー: 株式会社宣伝会議
- 発売日: 2016/12/27
- メディア: Kindle版
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広報の役割など
基本的には企業が発するメッセージは一貫性を持っていないと、
ステークホルダーから信頼されない、誤解を招く恐れがある。
だからコミュニケーションをしっかりマネジメントしましょうというのが前提としてある。
個別の部署がばらばらに発信してると矛盾が生じたりしやすい。
で、一過性のイメージではなく、認知の集積であるレピュテーションを高めましょう、と。
デジタル時代は使える手段も多様。
メディアもPaid,Owned, Earnedの3種類あり、それぞれをどう使っていくのかを考えていく。
それぞれを整理したものをPOEマトリクスとよんだりする。
ニュース性のある広報、人に語りたくなる話にする6つのポイントを
頭文字をとって PR IMPAKT の視点が重要。
Inverse
Most
Public
Actor
Keyword
Trend
上記6つがポイント(P.107 - P.109)、これはSNSなどの情報発信時にも共通の視点かも。
他にもお詫び、危機管理対応に関する記述などはいざというときに役立ちそうだった。
電話対応手順(P.228)などは具体的かつ実践的な内容。
上場企業とかだと気を使うこと多くて大変そうよね、と思った今日この頃でした。
- 作者: 社会情報大学院大学
- 出版社/メーカー: 株式会社宣伝会議
- 発売日: 2016/12/27
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