人事は全く門外漢なのだけど、優秀な人事というのは
どういう考え方、動き方、仕事をするのかなと知りたくて、購入。
新卒採用を大々的にやるような大手企業ではないのだけど、
どのように自社をPRし、良い人材を惹きつけるかは、
企業規模問わず学べることがある。
大企業間でも獲得競争は熾烈なんだろうなと思うと、
どのように自社の採用力を高めていくかという人事の仕事は、
とても戦略的な仕事だし、マーケティング的な仕事だし、
自社の事業への理解もなくてはいけない経営的な仕事でもある。
採用に使えるメディアなど具体的で実践的な話がたくさん詰まっている。
先日読んだ西口さんの本もそうだけど、実践的であることは素晴らしいこと。
読んだ人のアクションを変えていける本、ビジネス書はかくあるべし、だよな、と。
採用に強い会社は何をしているか ~52の事例から読み解く採用の原理原則
- 作者: 青田努
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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採用パンフ
採用パンフにも工夫の余地はたくさんある。
ユーザベースの「31の約束」は見開きで左にDon'T、右にDoを配置し、
どうあってほしいのかが一目瞭然でわかる構成。
自社がどういう考え方なのかが伝わるし、
どういう人材を求めているのかも伝わる。
そういった企業文化に志望段階から共感してもらうってのは、
志望者も企業も、お互いにとってハッピーなことなんだな。
本書に紹介されている調査によると、
内定をもらった企業で働きたいと思ったタイミングは、
内定より前であることが圧倒的に多いのだそうだ。
内定出てから手のひら返したようにちやほやしだしても、遅い。
選考を重ねるたびに魅力が増していくようなことを意識しないと良い人材は採れない。
面接官の役割
面接官の役割分担とか具体的に考えたこともありませんでした・・・。
ビズリーチでは面接官の役割をフォロワー、モチベーター、インパクター、クローザーの
4タイプに分けているらしい。
なんだか自社の人事の至らなさと、もっとやらなくちゃいけないことが
まざまざと突き付けられている感じがする。
つまらない管理部門にしちゃだめなんだぞ、人事ってのは。
そして、専門性の伴うスキルが必要な領域なんだぞ。
意識を変えてまっさらなところから作らないとやばいよな。。。
イケてる人事組織の作り方、教えて欲しい。。。
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