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本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

いくら事業者がこれはいいものだと喚いても、顧客に知覚された価値しか存在しないも同然なのよ。 山口義宏/ブランディング デジタル時代の基礎知識

ブランドとは?の入門書。
平易だけどエッセンスがまとまってる。とても良い入門書。

消費者に識別され、価値を想起してもらう

顧客のパーセプションがすべてで、どう認知、識別されるかが重要。
顧客に知覚された価値しか存在しないも同然なんだよね。
これがマーケティングの基本中の基本。

ブランドとは「識別記号と知覚価値が結びついたもの」です。たとえ圧倒的に優れた性能の商品をつくったとしても、消費者が存在を知らなかったり、「性能が優れている」と認識してもらえない限り選ばれません。

その上でさらに、

ブランドへの知覚価値は生活者が主語になるものと、ブランドが主語になるもの、双方が対になって構成されているということ。
P.68

この主語ってとても大切なことなんだよね。
お客様を主語にすることができているか??

例えばメールアドレスを手に入れてメルマガ送れるようになった時に何を送るのかって話。
メルマガは事業者の都合ありきで書かれているものがほとんど。
直接的なコンバージョンにつながらない内容でも、お客様にとって興味を引くような内容のものこそ送るべき。
接触頻度が高くなればなるほど、お客様が主語になった内容が求められる。