この本が評判いいのは知っていたけれど、
この著者、財政破綻したギリシャの元財務大臣なのね。
あの難局をハードネゴシエーションして乗り切った人が
娘に語る経済の話って思うと俄然興味が出てきた。
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者:ヤニス・バルファキス
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
市場取引が生まれ、市場経済が発展し、
全てが市場価値で計られがちだけど、
この世の中の価値基準は必ずしも市場価値だけじゃないよって言う話。
そこを見誤ると幸せになれなそう。
学部が経済学部だったからマクロ、ミクロ両面で経済学の考え方、みたいなものは
知っているけれど、経済学ってそれこそ学部とかで縁がないと、
かなりよくわからないものなのかもしれないよね。
例えば比較優位とか、効用の最大化っていう概念は仕事していく上でも
とても役立ったけれど、逆にそういう感覚がない人も多数いるなぁとも思う。
生きていく上で経済活動と無縁には過ごせないので、
ある程度のリテラシーはあるに越したことがない。
という訳で、むしろあんまり知らないって人におすすめでした。
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者:ヤニス・バルファキス
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)