ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

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「君がすぐれたマネジャーなら、部下が君をリーダーにしてくれる。リーダーをつくるのは君じゃない、部下なのだ」エリック・シュミット/1兆ドルコーチ

スティーブ・ジョブスエリック・シュミットラリー・ペイジ
それらシリコンバレーの偉人たちの共通のコーチ、
それがビル・キャンベル。

そのビル・キャンベルのコーチングをエピソードと共にまとめたものがこれ。
悩めるリーダー、管理職に捧げる実用的な本。

リーダーを作るのは部下

そこで語られる内容は結構日本人にはなじみやすいというか、
東洋的というか、儒教っぽいというか、とにかく「信頼」が大切だよね。ということ。

「どうやって部下をやる気にさせ、与えられた環境で成功させるか? 独裁者になっても 仕方がない。ああしろこうしろと指図するんじゃない。同じ部屋で一緒に過ごして、自分は大事にされていると、部下に実感させろ。耳を傾け、注意を払え。それが最高のマネジャーのすることだ」
P.66

1 on 1も親身になって相手に関心を持つこと。リーダーには部下への信頼、部下からの信頼が不可欠。

「君がすぐれたマネジャーなら、部下が君をリーダーにしてくれる。リーダーをつくるのは君じゃない、部下なのだ」
P.67

雑談から始める

必ず雑談をし、その本人に関心を持って接していたらしい。

「人を大切にするには、人に関心を持たなくてはならない」。
P.235

そして上司より同僚との関係が大事というのもさらっと書いてるけどとても重要なこと。
チームで働く、自分よりもチームを優先して働けるようになるには、
同僚との関係が最も重要だからだ。

ビルはムダ(ではない)話をしてから、仕事の進み具合に移った。何に取り組んでいるんだ? うまくいっているのか? 何か力になれることはあるか?
続いて、必ず同僚との関係に話題を移した。ビルは上司や上役よりも、同僚との関係を重視した。
P.85

決着をつける

最適解がどうしても出ない時は、マネジャーが決める。

「マネジャーの仕事は議論に決着をつけることと、部下をよりよい人間にすることだ」とビルは言った。「この方針で行くぞ。下らん議論はおしまいだ。以上」と宣言するんだ」
P.95

でもなるべく当事者間で話合わせて最適解を見つけ出させるというプロセスはとても重要。

しっかり議論をすれば、10回のうち8回は、部下が自力で最適解にたどりつくだろう。
だが残りの2回は君が苦渋の決断を下し、全員が従ってくれることを期待するしかない。
円卓には上座がないが、その背後には玉座がなくてはならない。
P.97