文字通り、チームの生産性をあげるためのノウハウをまとめた本。
働き方改革が叫ばれているけれど、単純に残業禁止、とかしてもどこかにしわ寄せがいく。
ある人は持ち帰って家で仕事をして帳尻を合わせざるを得ないかもしれないし、、、。
タイムカード上の労働時間を削ったからといってそれすなわち働き方改革、生産性向上とは限らないということ。
そもそも業務フローから丁寧に見直していくべきよね、
そしてそれはこうやってやるといいよ、という具体的メソッドがまとまっている本なので、
見よう見まねで取り組んでみやすい内容になっている。
チームの生産性をあげる。―――業務改善士が教える68の具体策
- 作者: 沢渡あまね
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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業務の見える化
たった3つのドキュメントを整備するだけ。
①業務一覧
②インシデント管理簿
③年間業務スケジュール表
この3つを整備するだけで業務を見える化できる。
で、作ったリストをメンバーみんなで確認。
そうすると、私たちの業務ってこれだけ??っていう違和感が発生する。
そっからが本番。隠れた業務の洗い出しをして、違和感の消えたリストができあがれば、
それが改善の元になる業務リストのできあがり。
そのとき、発生頻度を測定することも重要。
結構多い、かなり多い、みたいなあいまいなこと言うこと多いけど、
それが実際、どういう頻度で何回起きているのか、数えてみると案外少なかったりする。
思い込みは厳禁。
人は目先の仕事に対応したがる
本来の仕事、やるべき仕事よりも、割り込んできたインシデントの対応を優先してしまう。
これは本当によくあること。そして目の前の仕事でいっぱいいっぱいになって、忙しい、忙しいとなってしまう。
忙しいから○○できない、などとなるともう末期症状。
だからこそ、こういった都度発生する作業を管理することが重要。
いかにそれが生産性を下げているのか、対応方法、処理方針を決めてあげないと、
個人の判断では目の前のことに引きづられる。
そして、そうやってオペレーション全体を見て考える視点を持っている人が少なすぎる。
なので、リーダー格にはこれ読ませようかな、と思った今日この頃です。
チームの生産性をあげる。―――業務改善士が教える68の具体策
- 作者: 沢渡あまね
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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