ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小売りの改善TIPSがつまった読みものとしても面白い本。小売り関係者は必読。 パコ・アンダーヒル/なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学

とにかく、ひたすら人の買い物を観察し、記録し、分析して改善してきた。 パコ・アンダーヒルはそんな人。 アカデミックというよりは超現場主義。人の行動をつぶさに観察し、改善ポイントを発見。 1つ1つは微調整レベルの話なのだけど、 微調整も何か所も施…

ファイナンスの中でも企業価値算出=バリュエーションの超わかりやすい入門書。野口真人/パンダをいくらで買いますか? ストーリーで学ぶファイナンスの基礎知識

グロービスでファイナンスを教えている先生が書いた入門書。 ファイナンスの中でも企業価値算出をベースに、 文系でもわかりやすく解説してくれている。タイトルの通り、値段のないものに値段を付けるとしたら どのように考えて値づけをするのか? それはキ…

ECの競争戦略を考えるヒントが詰まった1冊。 尼口友厚/なぜあなたのECサイトは価格で勝負するのか?

ECサイト運営者必見の1冊。 ネットコンシェルジェの尼口友厚さんが ブログの内容に大幅加筆してまとめた1冊。海外事例を紹介するそのブログの面白さは随一だけど、 こうやって1冊にまとめてくれるととても便利。続編にも期待。なぜあなたのECサイトは価格で…

イノベーションは先進国だけのものじゃない、むしろ新興国のイノベーションが川上に逆流する! ビジャイ・コビンダラジャン/リバース・イノベーション 新興国の名もない企業が世界市場を支配するとき

本書も系統としてはBOPビジネス関連。製品のイノベーションは先進国が起こすもので、 新興国には先進国の商品の廉価版などを順次展開していけば良い、 という考え方ではダメ。現地化し、特有のニーズを拾い上げ、 コストやインフラ面での新興国ならではの厳…

古典には歴史に耐えるだけの価値があることを知る。読まずにわかった気になっちゃダメなんだな。 マイケル・E・ポーター/競争の戦略

5フォースで知られるポーター先生の古典。 これが出版されたのは1980年、30年以上経っても 5フォースのフレームワークは、生きている。ただ、あのフレームワークだけが独り歩きしているというか、 あの図を見て分かった気になっているような気がする。かくい…

SNS利用に関する書籍としてはもはや古典。基本がしっかり整理された名著。新しさはない。 シャーリーン・リー ジョシュ・バーノフ/グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略

SNSの利用が叫ばれて久しいが、 本書は口コミマーケティングやユーザーとの関係づくりにおいて、 ソーシャルをどのように活用していけば良いのかをまとめた教科書的な著作。既に若干の古さを感じる部分はあるが、 ビジネスにおけるソーシャル利用の基本は何…

どんな組織図を描くか、は実行に際しとてつもなく重要。 フィリップ・コトラー ケビン・レーン・ケラー/コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版 第22章:ホリスティック・マーケティング戦略のマネジメント

最後は組織論。 マーケティング組織をどのように描き、管理していくのか。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レーンケラー,恩藏直人,月谷真紀出版社/メーカー: Pearson Education Japan for JP発売日…

宇宙論はロジカルシンキングの塊だった! サイモン・シン/ビッグバン宇宙論 上

古代から、相対性理論まで、人類はいかに観察し、いかに考え、 宇宙論を形成してきたのか、その歴史を丁寧にひも解く著作。観察から得られる事実とロジックの積み重ねで、 宇宙を構成していく過程は、目眩がするほど深遠な試み。ビッグバン宇宙論 (上)作者: …

完全にドメスティックな業界で働いているのでもう少し世界を意識しようと反省。 フィリップ・コトラー ケビン・レーン・ケラー/コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版 第21章:グローバル市場への進出

世界の大企業200社のほとんどが国家経済をしのぐ規模を持ち、 200社の売上高の合計は世界の経済活動の25%を越える。海外展開のリスクは大きいが、企業によっては避けて通れない問題。 内需が見込めない日本のような先進国の企業は、 今後ますます重要な問題…

新製品開発の現場にはここに書かれていること以上にマーケティング・サイエンスのノウハウがつぎ込まれているんだろうなぁ。 フィリップ・コトラー ケビン・レーン・ケラー/コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版 第20章:新製品の開発

企業の将来を左右する新製品開発が本章のテーマ。 マーケターは新製品開発においても、主要な役割を果たせる。予算の考え方や評価方法に関する記述は興味深かった。 深掘りしていくとマーケティング・サイエンスの領域。 この世界は奥が深そうで興味深い。コ…

ネットがらみの話は古すぎて話にならない。営業の戦略と組織は不可分。 フィリップ・コトラー ケビン・レーン・ケラー/コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版 第19章:人的コミュニケーションの管理:ダイレクト・マーケティングと人的販売

19章は本業に近い所のお話。 ネットの普及によって、ダイレクト・マーケティングのコストが激的に低下してきた。 Webを活用したone to oneマーケティングはもはや必須。一方で、ダイレクト・マーケティングは、 顧客のプライベートな領域へ入り込んでいくの…

あらゆる業態がCRMの導入へ向かう、その加速器の1つがスマートフォンとモバイルインターネット。 辻村清行/モバイルパワーの衝撃 スマートフォン時代の事業モデル革命

筆者はNTTドコモの副社長を務めた人物。 モバイルインターネットが引き起こしている変化と可能性をまとめた本。非常にわかりやすくまとまった初学者向けの本という印象。 ネット系の業界で働いている人には物足りないかもしれないが、 変化の本質をもう一度…

マーケティングの対象は消費者とは限らない、流通相手のプロモーションも重要。 フィリップ・コトラー ケビン・レーン・ケラー/コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版 第18章:マス・コミュニケーションのマネジメント:広告、販売促進、イベント、パブリック・リレーションズ

広告、販売促進、イベント、パブリック・リレーションズという4つの マス・コミュニケーション・ツールの性質と利用法がこの章のテーマ。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レーンケラー,恩藏直人,…