ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

「私の手本は孫正義さんだ」などと言う人もいますが、その人がどんな場面で、どんな行動をとり、その結果どうなったかを身近で見ていなければ、個別解を見出すための参考にはなりません。 内田和成/リーダーの戦い方

元BCG日本代表の内田和成のリーダーシップ論。 内田氏の本は常に、わかりやすく本質をまとめてくれるのでとてもおすすめ。最も、それは考え方、捉え方、を教えてくれるものであって、答えそのものを書いてくれるようなものではない。 そもそも唯一の絶対の解…

ブルシットを生み出しているのは、 資本主義それ自体ではありません。 それは、複雑な組織のなかで実践されているマネジリアリズム[経営管理主義]、イデオロギーです。デヴィッド・グレーバー/ブルシット・ジョブ

話題の本。 みんなクソどうでもいい仕事に苦しめられているからだろう。ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論作者:デヴィッド グレーバー発売日: 2020/12/24メディア: Kindle版正直、ちょいと冗長である。 ブルシットはブルシットなので冗長すぎて…

「君がすぐれたマネジャーなら、部下が君をリーダーにしてくれる。リーダーをつくるのは君じゃない、部下なのだ」エリック・シュミット/1兆ドルコーチ

スティーブ・ジョブス、エリック・シュミット、ラリー・ペイジ、 それらシリコンバレーの偉人たちの共通のコーチ、 それがビル・キャンベル。1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え作者:エリック・シュミット,ジョナサン…

偽情報が千五百人に伝わる速度は事実が伝わる速度より六倍も速い 松原美穂子/サイバーセキュリティ

個人情報の流出など、身近なサービスでも事故が起きる昨今m セキュリティの最前線は一体どういうことになっているのか知りたくて手にとった。そしたらそこには想像以上の世界が広がっていて、 サイバー空間はある種の紛争状態というか、 狙われたら、なかな…

成功への抜け道ではなく、多大な努力と挫折の積み重ねの上にできた成功への獣道 アレックス・バナヤン/サードドア

精神的資産の増やし方、とか自分の殻を破るとかって帯に書いてあるから、 内省的な話なのかしらと思っていたのだけど、全然そんなんじゃなかった。少年が困難や壁にぶつかりまくりながらも前に進むドキュメンタリー。 なので、小難しい話が苦手な人でも楽し…

開発ど素人のマネジメント層に読ませたい名著。 及川卓也/ソフトウェア ファースト

あるべき開発の姿。 最近、システム開発とはどうあるべきかというのを 考える機会が多かったので、書いてることに頷くことが多かった。そしてここにもOKRが登場していた!! マネジメントツールとしてはとても良さそう。 ソフトウェア・ファースト あらゆる…

ビル・ゲイツが新刊を楽しみに待つ作家、それがシュミル。 バーツラフ・シュミル/エネルギーの人類史

ビル・ゲイツがその著作をほとんど読んでいると言うバーツラフ・シュミル。 ネットフリックスでやっているビル・ゲイツのドキュメンタリーでも登場していて、 そこで気になって買ったのでした。人類の歴史をエネルギーを光や熱に変える技術の歴史と捉え、 あ…

歩きながらミーティングってやつ、やってみたい スティーヴン・G・ロゲルバーグ/スーパーミーティング

仕事に占める会議の時間は組織全体でいうとものすごく膨大なわけで、 誰もがその時間を有効に使いたいと願っているし、 この無駄な時間をどうにかしたいと思っている。本書はそんな世界的な悩みの種である会議を 生産的にするための研究成果がまとまった本。…

ユーザーを行動に導くデザインとは? デザイン関連書籍殿堂入りの名著だよこれ。玉樹真一郎/「ついやってしまう」体験のつくりかた

任天堂のゲームデザイナー玉樹さんの本。 ゲームがどのようにデザインされているのか、という所から そもそもユーザーを行動に導くデザインとは、といった話に展開していく。もう最高に面白い本当のデザインの本。「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を…

利用シーンを想起させながらの機能訴求って大切よね。 谷本理恵子/ネットで「女性」に売る

基本的にこの手の本はジェンダーバイアスかかりまくりだし、 それを助長するような一般化がなされているので、 それくらいの距離感を持って読めないような、 鵜呑みにしちゃう人にはお勧めできない。けど、中には参考になることもたくさん書いてある。ネット…

複数社のOKR導入事例が紹介されているのでイメージつきやすい。 ピョートル・フェリクス・グジバチ/成長企業は、なぜOKRを使うのか?

ガチでOKR導入しようと思っているので、 マイブームなんですよね、OKR。で、また1冊読んでみた。成長企業は、なぜOKRを使うのか?作者:ピョートル・フェリクス・グジバチ発売日: 2019/07/01メディア: 単行本ここからの学びは、 やはり導入当初はうまくいかな…

社内には常に一定の割合で見当違いな仕事をしている人がいる。 ジョン・ドーア/メジャー・ホワット・マターズ

OKR関連本が話題だ。 読み始めたら素晴らしくて自分も実践したくなった。で、2冊目。これはgoogleにOKRを教えた男、ジョン・ドーアの著作。Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR (日本…

とても頭の良いやさしい人、っていう印象 ほぼ日刊イトイ新聞・編/岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

夭折した任天堂の元社長岩田聡さんのことばを集めた1冊。MOTHER2の開発が行き詰った際に、立て直したのが岩田さん。 それ以来、糸井重里と岩田さんは交流を深めていったのだそうだ。そして、岩田さんがどんなことを考え、 どういった発言をしていたのかを1冊…

秀才はどうしても承認欲求が強くて天才より認められたがるタイプが多い気がする。 北野唯我/天才を殺す凡人

世の中には凡人と秀才と天才の3タイプが存在する。 で、それぞれ全く違うタイプなのよね。 価値観から何から違う。その構図を物語形式で解き明かすのが本書。天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ作者:北野 唯我発売日: 2019/01/17メディア: …

商品構成のセオリーや管理手法などの基本がまとまっている1冊。 小松崎雅春/商品構成がわかる本

小売りの商品構成に関する本。 特に業界を限定した話ではなく、セオリーを学べる本。まず、基本を知ること。 そしてたまに基本に立ち返ること、すごく大事だなぁ、と 今回読んでしみじみ感じた。図解 商品構成がわかる本作者:小松崎 雅晴発売日: 2010/05/26…

とにかくリアリティのある最高のリーダーシップ本。悩めるリーダーや管理職はこれを読め!! スティーブン・マーフィ・重松/スタンフォード式最高のリーダーシップ

スタンフォード大学で人気のリーダーシップに関する講義を書籍化したものらしい。 基本的にリーダーシップ系の本は山ほどあるけれど、 しっかりと見極めないとかなり玉石混交で、 ヒドイのだとただの自己啓発本みたいなやつも多い。その点、これはスタンフォ…

ちょっと理想的すぎる気もいたします、、、という進化型組織論 フレデリック・ラルー/ティール組織

人の発達段階の応じて組織のあり様も変わってきた、という整理のもと、 それでは次に来る進化した組織モデルは何かという話をしている本。なかなかの分厚さにたじろぐが内容はそんなに難しい話ではない。 それなりに話題になったので解説本がたくさん出てい…

OKR導入のイメージを掴むには最適な本。 クリスティーナ・ウォドキー/OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

OKR、目的と主要な指標を定め、組織全体の目標と進捗を可視化する手法。実際に導入したくて学んでる。本書はストーリー仕立てでどのように導入し、 定着させていくかが語られる。weeklyでやることをフォーカスし進捗や達成度、自身の度合いを確認し合う。 組…

人生の全てを市場価値で計ろうとすると見誤るよと言うお話。 ヤニス・バルファキス/父が娘に語る経済の話

この本が評判いいのは知っていたけれど、 この著者、財政破綻したギリシャの元財務大臣なのね。あの難局をハードネゴシエーションして乗り切った人が 娘に語る経済の話って思うと俄然興味が出てきた。父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかり…

リアルな場所からオフラインが無くなる。 藤井保文・尾原和啓/アフターデジタル

読むまではデジタル世界の、後?ってどういうことだろう。 なんかこんなにすごい未来が来るよ、ハッピーよ、みたいな話なのか、 一体何なのか、と思って様子見してた。で読んでみたらなるほど納得。さっさと読めばよかったよ。 ビジネス書の中では今年3本の…

皆失業して貧困なのではない、働きながら貧困なのだ。 ジェームズ・ブラッドワース/アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した

イギリスの最低賃金労働の現場に著者自ら潜入し、 その実体験を綴った潜入ノンフィクション。タイトルが扇情的だけど、アマゾン、ウーバーのほかに、 訪問介護、コールセンターでも労働している。帯に「労働市場の規制緩和や移民政策で先を行くイギリス社会…

アパレル関係者は必読。で、どこを攻めるのかフォーカスしないと駄目だね 福田稔/2030年アパレルの未来

ローランドベルガーのパートナーが著者。 というわけで、アパレル業界のファクトが色々書かれていてとっても便利な本。 マクロな市場規模推移とか目先の仕事に追われていると意識しないで日々過ごしちゃうけど、 マクロの変化を意識するのとか大事よね。そし…

部下に読ませたい本・オブ・ザ・イヤー 斎藤広達/数字で話せ

ビジネス上の必須スキルだと思うのだが、 では一体どうすればよいのかと思ってる人も多そう。 それが、「数字で話すこと」なんじゃないか。本書はそれをとても分かりやすく、平易に書いてくれている入門書。 改めてなるほどこういってあげるとわかりやすいな…

中国の小売りの進化の事例を紹介してくれる良書! 劉潤/新小売革命

小売りの進化の最前線を走っているのはシリコンバレーではなく中国。 で、その事例を多数紹介してくれているのが本書。事例でわかる 新・小売革命 中国発ニューリテールとは?作者: 劉潤出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2019/03/15メディア: 単行…

2018年の美術展来場者数1位と2位を独占した美術館のPR戦略。 洞田貫晋一郎/森美術館のSNSマーケティング戦略 シェアする美術

SNSを効果的に活用している森美術館の事例、ノウハウをまとめた1冊。 そもそもなんで森美術館?と思うかもしれないけれど、 2018年の美術展来場者数1位と2位は両方とも森美術館の展覧会。 そのプロモーションで効果的に活用されていたのがSNSというわけです…

数学でカジノと株式市場に買った男の物語。エドワード・O・ソープ/天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す

個人はカジノに勝てるか、この命題は長らくカジノには勝てないと言うことが証明されていた。 一定の確率で勝負がつくゲームにおいては資金力の差が勝敗を決することが証明されていたからだ。ところが、著者はそのセオリーに真っ向勝負を挑む。 例えばブラッ…

AIの活用による新たな産業革命が起きようとしている。そして経済の中心はアジアへ、という話。 井上智洋/純粋機械化経済

著者は駒澤大学の准教授、硬いタイトルと分厚さに躊躇う人が多そうだけど、 予想に反して内容はとても読みやすく平易に書いてくれている。AI全般のお話とそれが新たな産業革命に繋がると言う見立て。 そして中国経済の爆発的な成長が実現するのではないか、…

認知の歪みというか、錯覚の仕組みを理解しておけば、自らその脳のクセをハックすることができる。 スティーブン・スローマン/知ってるつもり 無知の科学

世の中には知ってるつもりでいて実は知らないことのなんと多いことか。 自分がいかに知らないかを知ることは、人生においてもとても大切な気がするし、 一度それに気がつくと、好奇心に火がついてしまったりもする。実は知らない、やったことない、わかって…

集合的感情のフィードバックループの話は、なんか怖いな。 エヤル・ヴィンダー/愛と怒りの行動経済学 賢い人は感情で決める

行動経済学が好きだ。 人間の矛盾や錯覚、非合理性の事例がこれでもかと出されていて、 合理的な人間像を覆してくれるから。あるいは思わぬ合理性に気づかせてくれるから。 愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める作者: エヤル・ヴィンター,青木創出版社…

人間は人間が知覚できるセンサーで知覚しているに過ぎなくて、 センサーが変われば、違う知覚のされ方があるでしょうという話。 落合陽一・清水高志・上妻世海/脱近代宣言

落合陽一、清水高志、上妻世海、三人の鼎談。 フランクな対話の中で、落合陽一が何をどうやって脱近代しようとしているのか、 彼の関心領域とか、何をしようとしているのかが語られている。脱近代宣言作者: 落合陽一,清水高志,上妻世海出版社/メーカー: 水声…