ビジネス書大好きMBAホルダーが教える私の学びシェア

本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

マーケティング

開発ど素人のマネジメント層に読ませたい名著。 及川卓也/ソフトウェア ファースト

あるべき開発の姿。 最近、システム開発とはどうあるべきかというのを 考える機会が多かったので、書いてることに頷くことが多かった。そしてここにもOKRが登場していた!! マネジメントツールとしてはとても良さそう。 ソフトウェア・ファースト あらゆる…

ユーザーを行動に導くデザインとは? デザイン関連書籍殿堂入りの名著だよこれ。玉樹真一郎/「ついやってしまう」体験のつくりかた

任天堂のゲームデザイナー玉樹さんの本。 ゲームがどのようにデザインされているのか、という所から そもそもユーザーを行動に導くデザインとは、といった話に展開していく。もう最高に面白い本当のデザインの本。「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を…

利用シーンを想起させながらの機能訴求って大切よね。 谷本理恵子/ネットで「女性」に売る

基本的にこの手の本はジェンダーバイアスかかりまくりだし、 それを助長するような一般化がなされているので、 それくらいの距離感を持って読めないような、 鵜呑みにしちゃう人にはお勧めできない。けど、中には参考になることもたくさん書いてある。ネット…

2018年の美術展来場者数1位と2位を独占した美術館のPR戦略。 洞田貫晋一郎/森美術館のSNSマーケティング戦略 シェアする美術

SNSを効果的に活用している森美術館の事例、ノウハウをまとめた1冊。 そもそもなんで森美術館?と思うかもしれないけれど、 2018年の美術展来場者数1位と2位は両方とも森美術館の展覧会。 そのプロモーションで効果的に活用されていたのがSNSというわけです…

集合的感情のフィードバックループの話は、なんか怖いな。 エヤル・ヴィンダー/愛と怒りの行動経済学 賢い人は感情で決める

行動経済学が好きだ。 人間の矛盾や錯覚、非合理性の事例がこれでもかと出されていて、 合理的な人間像を覆してくれるから。あるいは思わぬ合理性に気づかせてくれるから。 愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める作者: エヤル・ヴィンター,青木創出版社…

共感をどう作るかってのはSNSに限らず、全てのサービスやプロダクトのマーケティングに必要な視点だよね。ゆうこす/共感SNS

ゆうこすのSNS虎の巻。ゆうこすはとても頭がいい。 とても戦略的にSNSを使っている。 そう言うことがよくわかる本。共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る作者: ゆうこす出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2019/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログを見るタ…

組織で意見を通していく際に大事なことが書いてある。 本書はここの丁寧さがものすごいから全若手必読。 森岡毅/マーケティングとは組織革命である。

USJのV字回復の立役者、森岡さんの本なのだけど、 統計的な手法で反響を予測しながら投資を実行し、成功に導いた話とはうって変わって、組織の話。でもこれで納得がいったよ、数字がないのは論外だけど、数字だけでも組織は変われない。 組織を動かす、人を…

いくら事業者がこれはいいものだと喚いても、顧客に知覚された価値しか存在しないも同然なのよ。 山口義宏/ブランディング デジタル時代の基礎知識

ブランドとは?の入門書。 平易だけどエッセンスがまとまってる。とても良い入門書。デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)作者: 山口義宏出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2018/03/15メディ…

カスタマージャーニマップってのは、顧客のパーセプションのas is を整理してto be も可視化するツールなんだよ。James Kalbach/マッピング エクスペリエンス O'REILLY

オライリーの本て、著者の名前があまり立っていないよね、あくまでもオライリーの本、っていうブランディング。 そんなことはさておき、カスタマージャーニーマップやサービスブループリントなど、 主要なマッピング手法をまとめて解説してくれる実務家向け…

売上構成比の推移とか、データが面白い。 伊藤元重/百貨店の進化

百貨店協会に頼まれて執筆したものを加筆修正して本にしたということで、 百貨店の歴史を概観しながら、今はちょっとしんどいけど未来あるよね、的な 無難な結論に着陸する。まぁ、提灯記事っぽさは否めないけれど、百貨店の歴史や、 現在の課題を整理するた…

ネットを自在に使いこなしながら、ものごとを実際に体験することを好む新たな顧客像! フィリップ・コトラー/コトラーのマーケティング4.0

コトラーといえばマーケティング、マーケティングといえばコトラー。 そんなコトラー先生の直近(と言っても2017年だけどね)の著作がこれ。スマホ時代の変化や留意点を指摘しているのだけど、 2年経過しても本質的な部分は有効。指摘されている部分はなお重…

自衛隊の戦略の必達目標は絶対に負けないこと。 折木良一/自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

マーケティングの戦略や戦術、ロジスティクスといった用語は、軍事用語。 3.11の震災発生時に自衛隊のトップであった著者が、 経営学城の戦略と、軍事的な戦略の違いを紐解きながら、戦略の本質を語る仕掛け。 自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない…

男性と女性では生きている物語が違うのだというお話。 谷本理恵子/プリンセスマーケティング 女性の購買意欲をかき立てる7つの大原則

女性と男性の違いを、物語の型をベースに解説する本。 テーマ的にステレオタイプな話にならざるを得ないので、 あまりに類型化するのは如何なものかと思うところもあるけれど、 これくらい感覚が違うのよ、ってことを明示したいだけなんだろうな。女性の前で…

初心者にちゃんと伝わるように「デザイン」されている! 各務太郎/デザイン思考の先を行くもの

各務太郎(かがみたろう)さんがデザイン思考に関して買いた本。 デザイン思考ってなに?というかそもそもデザインって何??_ っていうところから初心者にちゃんと伝わるように「デザイン」されている!デザインは絵心やセンス、クリエイティビティといった…

全マーケター必読なんだけど、実用的だからなるべく読んでほしくない気もしてしまう。 西口一希/たったひとりの分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

早くも今年トップクラスの名著が出てきた。 「実践」とついてる所がポイントで、本当に実践したくなる、できそうに思える、 超絶実用書なのである。これは本当にすごいから全マーケター必読なんじゃないかな。たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客…

アパレル業界は終わってるかもしれない、でもだからこそ、イノベーションの可能性が詰まってる! 斎藤孝浩/アパレル・サバイバル

正直、アパレル業界は終わってる。 終わってる業界だから、イノベーションが起きる。 終わってる業界だから、ユニクロもZOZOTOWNも生まれたんだと思ってる。 終わってる業界ほどイノベーションのインパクトがでかいということ。 だから、アパレル業界をウォ…

AIとか機械学習万歳ではない、地に足のついた需要予測の考え方入門 山口雄大/需要予測の基本 SCMとマーケティングを劇的に変える。

AIや機械学習が登場する前から需要予測の考え方はあった。 在庫とは常に両刃の剣であって、 足りなければ機会損失を生み、余れば収支を圧迫する。そもそもどういった考え方で需要を予測していくのか。 本書は実務寄りの需要予測の考え方をまとめた本。この1…

戦略、マーケティング、オペレーション、全部詰まってる名著なのよ。 平尾勇司/Hot Pepper ミラクル・ストーリー

Hot Pepperという事業がいかに立ち上がり、 どのようにしてスケールしていったのか、というサクセスストーリーなのだけど、 事業をどうマネジメントしていくのかということに関して、 かなり色々書いてくれている名著。新しくはないけど、もっと読まれるべき…

業界のダメなところ、おかしいところを正しくやるだけで成功するよというお話。 平山真也/成功に奇策はいらない アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと

斜陽産業と言われるアパレル業界で、 躍進を続ける Dickies(ディッキーズ)を率いる著者の仕事論。成長しないのが当たり前という諦めムードが業界全体に漂う中、 アパレルでも成長はできるんだ、ということを語っている。 むしろほとんどのアパレル企業はや…

10年後、動画に関してIPTという概念を明示した古典として語られる名著なんじゃないかな。明石ガクト/動画2.0

来るべき動画の世界の最前線を走っている明石ガクトの著作。 もともとadtech九州でお話聞いて面白いなーと思ってたところで著作が出たので迷わず購入。そもそも映像と動画は違うっていう話が素晴らしかった。 それは情報の密度が違うということ。 彼はこの本…

仮説と検証、結果からまた仮説構築、検証というサイクルをひたすら回すのだ!! 福島良典/センスのいらない経営

Gunosyの創業者である福島さんの著書。 地味な出版社から地味に出ているんだけど、 結構良い本だと思うの。なんでもっと話題にならないんだろうと思うが、 本なんてそんなもんで、 だからこそ良書と出会えることはとても大切。センスのいらない経営作者: 福…

戦略というものを構造的に捉えて、言語化しているマーケター必読の書。 音部大輔/なぜ戦略で差がつくのか

マーケティング界隈で活躍しまくっているP&Gマフィア。 彼らはP&Gの卒業生。そんなP&Gマフィアの筆頭ともいうべき人が音部大輔氏だ、戦略とは何か? わかっているようでみんなわかっていない。 戦略をちゃんと定義できていなければ、戦略なんか立てようがな…

小売業も単なるモノ売りから顧客との関係づくりに変化してきている。 アン・H・シャンザー/サブスクリプション・マーケティング モノが売れない時代の顧客との関わり方

所有から利用へ。 モノからサービスへ。 販売から関係づくりへ。小売のサービス化が進んでいく中で、 その中心にあるのがサブスクリプション型のサービスだ。サブスクリプション・マーケティング――モノが売れない時代の顧客との関わり方作者: アン・H・ジャ…

良質な入門書は改めて色々なことに気づかせてくれる。初学者からベテランまでオススメ 逸見光次郎/マーケティング 顧客ファーストの時代を生き抜く新しいルール

オムニチャネルといえばこの人、みたいな感もあるマーケターが書いた入門書。 逸見さんが基本的な要素を整理しつつ、第一線で活躍するマーケターがコラム的に寄稿している構成。基本と濃い話が絶妙に混じってる。そしてこういう入門書は必ずしも初学者のため…

今年出た小売業界関連本で圧倒的ナンバーワンだよね、これ。ダグ・スティーブンス/小売再生 リアル店舗はメディアになる

ECが発達し、必ずしも店舗に行かなくても物が手に入る時代。 リアル店舗の役割はどう変化し、どんな可能性があるのか。豊富な事例や最新の数字をもとに小売の未来を考える本。学びが多すぎてびっくりした。 名著だよ、これ。 小売再生 ―リアル店舗はメディア…

小笹の羊羹の話は良い話。 三浦崇典/殺し屋のマーケティング

天狼院書店という書店がありまして、個性的な書店として 業界内ではそこそこの知名度を誇っております。 で、そこの店主が自らのマーケティングメソッドを小説仕立てで本にしたのがこれ。殺し屋のマーケティング作者: 三浦崇典出版社/メーカー: ポプラ社発売…

すごく昔から、当たり前のようにこういうことをやっていた人たちがいたんだってこと。 デイヴィッド・ミーアマン・スコット、ブライアン・ハリガン/グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

結構前に出ていた本で頭の片隅で気になってはいたのだけど・・・ 書店でやってたコルク佐渡島さんの本棚、みたいな企画でこれが並べられていて、 いよいよ読むかと思った次第。グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ作者: デイヴィッド・ミーアマン・…

マーケターは「ことば」にも敏感であれ。インサイトを落とし込んだ「ことば」が欲望を顕在化させ、市場を生み出す。 嶋浩一郎・松井剛/欲望する「ことば」 社会記号とマーケティング

本書は、広告業界のクリエーターとしても著名で、博報堂ケトルのCEOでもある嶋さんと、 一橋大学のビジネススクールでことばが市場を作るプロセスに関して研究してきた松井さんの お二人が、実務家と研究者それぞれの立場から社会記号に関して語る本。社会記…

これもっとマーケティングの本として読まれていいと思うんだよね。 佐渡島庸平/WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE

コルクの佐渡島さんによる現代の価値観を読み解きながら、 コミュニティのあり方を解説する本。彼自身、コルクラボというコミュニティを運営しながらの 気づきと試行錯誤に基づいていて コミュニティを運営して行く際の重要なポイントが網羅されている。 WE …

ファンを大切にすることの合理性を説きながら事例とともにヒントを与えてくれる。マーケターにとって読むと希望が持てる本。佐藤尚之/ファンベース

いわゆるマス型のマーケティングや広告がどんどん効かなくなってきている時代。 どのような変化が起きていて、これからはどう考えていくべきなのか。 それが本書ファンベースに書かれていること。自分たちが大切にしている価値観に共感してくれる「ファン」…