金融系
この本が評判いいのは知っていたけれど、 この著者、財政破綻したギリシャの元財務大臣なのね。あの難局をハードネゴシエーションして乗り切った人が 娘に語る経済の話って思うと俄然興味が出てきた。父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかり…
オリンパス粉飾事件で逮捕された著者が、 実名で記した手記。オリンパス粉飾事件に関する部分の真偽はわからんが、 まだネット証券がなかった時代の猛烈な仕事ぶりが赤裸々に語られている。いやー、ほんとまともな神経してたら務まらんね。野村證券第2事業法…
お金のことをちゃんと考えるってのが今年のテーマで色々読んでいるのだけど、 本書は子供とお金がテーマ。子供とお金の話ししてますか??まぁしてるような、してないような、ってのが正直なところで、 話していたとしても、明確に方針を決めて話してる人と…
話題のピケティさん、お勉強だと思って読んでみた。 確かにちょっとひるむ分厚さだけど、意外とさくさく読める。言ってることはとてもシンプルなことなんだと思う。 資本収益率の方が生産(所得)成長率を上回るから、格差は拡大していく。要するに資産を持…
M&Aの理論的な整理として読んだけれど、読む人のレベルによってそれぞれ学びがありそう。宮島英昭/日本のM&Aまったくもって本業とは畑違いなのだけど、 今後やりたいことを考えると最低限の知識は得ておきたいと思って勉強中。前半は論文集めた構成で、初学…
著者は財務官僚として、日本の金融危機の現場に立ち会った人物。 ノーベル経済学賞を取ったスティグリッツの代表的著作『新しい金融論』の翻訳者でもある。新しい金融論―信用と情報の経済学作者: J・E・スティグリッツ,ブルースグリーンウォルド,ジョセフ・E…
リーマンショック当時の財務長官ヘンリー・ポールソンの回顧録。 600ページを超える大部の著作。 若干冗長というか、鬱陶しい部分もあるけれど、 読みやすい文章なので、結構さらっと読める。ポールソンは、元ゴールドマン・サックスのCEO。 CEOを辞して財務…
金融の授業で参考図書になっており、 な~んも知らなかったので読んでみた。リーマン・ブラザーズの破綻によって顕在化し、 市場が大混乱をきたした一連の流れを、数百人のインタビューをもとに 丁寧に追いかける渾身のドキュメント。 あの時何が起きていた…
アメリカの証券取引委員会=SECの委員長を8年間務め、 様々な制度改革に奔走したアーサー・レビットの回顧録。小口投資家を守り、公正な市場を目指した改革は、 時に既得権益を守りたい業界からの反発を招く。 その内幕を実名をあげて記載している回顧録なの…