2014-01-01から1年間の記事一覧
国領さんは慶應の教授ですけど、プロフィール見たら電電公社で働いてたことあるのね。 実務家出身なんだと思ってちょっとびっくり。 ガチガチの学者っぽい雰囲気だったので・・・ この本の奥付の日付は1999年、今とは家庭のネット環境も全然違う。 でも日本…
タイトルからすると、ものすごくスタバの本のように思えるけれど、そうじゃない。 この人は、スタバはもちろん、その前はナイキのブランディングにも携わった人物。 ゆえに、本の内容は、マーケティングやブランディングがテーマで、 別にスタバのことを延々…
データ分析のいろはをまとめた1冊。 どういう考え方で、どんな手順で進めていけばよいかが主眼。まぁ、基本的かつ実用的ではあるのかもしれない。ただ、データ分析のスキルって、こういう基本的な手順というよりも、 データを見た時に要因や変数の仮説を立て…
管理会計の教科書と言えば、これ。 NPVやIRRなどのファイナンスの基礎的部分も抑えつつ、 基本的ないろはをまとめている本。管理会計ってこういうことか、ってのがわかる。 ABC(=活動基準原価計算)の意味とか、良し悪しとか。そこそこボリュームあるんだ…
日本の出版を支える紙の生産、あの日までどこで作られているのかなんて意識したこともなかった。 日本製紙石巻工場が震災で壊滅的な打撃を受けた後、半年で生産を再開するまでの貴重なドキュメント。 極限状態での意思決定、リーダーシップ。 現実はきれいご…
ブラッド・ピット主演で映画にもなりましたね、それの原作。 野球の世界に統計の概念を用いたセイバーメトリクス。 伝統的、主観的なスカウト手法を改め、 低コストで他の球団が目をつけていない選手を獲得、育成して 勝利を重ねるさまは見ていて面白い。マ…
コーポレート・ブランディングというとBtoCのイメージが強いが、 BtoBにおいても非常に重要、 ということを、ストーリー仕立てで、語りつつ、 合間に講義的な内容を挟みながら展開していく。非常にとっつきやすくて、わかりやすいのでさらっと読んで イメー…
ボストン・コンサルティング・グループの日本代表である御立さんと 東大教授の柳川さんが経営戦略とゲーム理論をテーマに対談する本。ゲーム理論って自分の動きが相手にどう影響するか、 それを考えた上でどこが均衡点みたいな話なので非常に経営戦略とも相…
ノーベル物理学賞を受賞した学者の自伝なのだけど、とにかく愉快。 彼自身の自由奔放さと、素直さが読んでいて楽しい。HONZを主宰している成毛真さんが、その著作の中でおすすめしていた本でもある。面白い本 (岩波新書)作者: 成毛眞出版社/メーカー: 岩…
人文書の取次、鈴木書店の倒産の裏側を当時の取締役仕入部長が語る。 インタビュアーは小田光雄。こういった記録が残されることはとても貴重。鈴木書店の成長と衰退 (出版人に聞く)作者: 小泉孝一出版社/メーカー: 論創社発売日: 2014/10メディア: 単行本こ…
理論だけ知っていても役に立たない。 ビジネスの現場でそれを活用して闘うことができるのか。 頭でっかちなMBAほど使い物にならない人材はいない。本書は著者の実体験を下に、どのように実践して行ったのかが辿れる物語。 いつの時代も「優れた戦略」は「優…
著者は16年かけてエアバッグの実用化を実現した元HONDAの技術者。 HONDAでの体験からイノベーションとは何なのかを語る。 今の経営者はイノベーションがどういうものかまるでわかっていない、というのは著者の言だが、 本当に1つ1つの考え方に説得力がある。…
どちらかと言うと大学生向けくらいのレベルでの入門書。 Tableauから金貰ってるんじゃないかってくらいの作りなのだけど、 まぁ、実際Tableauは良いBIツールなので、そこは目をつぶろう。データ分析を企業の業績向上に活かす、これをすごく一般的かつ身近な…
あんまりこの人のこと詳しく知らなかったんだけど、 いわゆるアルファブロガーです。 読書家はすべからく尊敬するし、言ってることにも激しく共感。とにかくこの人読むのが早いみたいで、2時間くらいで20冊くらい読んじゃうらしい。 そういわれると、もうな…
世界の経営学のトレンドが定量データを使った、統計的な解析にシフトする中、 事例研究の価値とその手法をまとめた良書。世界のトレンドが移ってるんだよ、日本遅れてるぜ!みたいな話をば~んとぶち上げたのが、 入山章栄氏のベストセラー「世界の経営学者…
守り人シリーズや獣の奏者など超良質な物語を紡ぐ著者の最新作。 執筆依頼から数えると10年がかりで書き上げたらしい。 物語を紡ぐということは本当に大変なことよ、と思いつつ、 そういったものが読めることに感謝しなければ。鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐…
流通に関する入門書。 入門用なのでかなり平易にまとめてくれており、 要するに流通とはどういうもので、どういった変化が起きたのか、 という概要が把握できる。「理論」はほとんど出てこないが、巻末におすすめの文献リストを付してくれているので、 ここ…
出版業界論というよりは、メディア論と言う体裁なのだが、 所々に出版業界に関する話も出てくるし、 脚注も豊富で勉強になる。とりあえず、メモ書き中心に。出版と知のメディア論―エディターシップの歴史と再生作者: 長谷川一出版社/メーカー: みすず書房発…
メインフレームという大型コンピュータの大成功で、 圧倒的な地位を築いたIBMは、その圧倒的な強さが故におかしなことに。 そしてメインフレームの需要が減少するのに合わせて90年代に業績も急落。 3期連続の大赤字を計上し、会社を存続させるためには分割…
商品開発にフォーカスしたサントリーの事例紹介。 サントリーと言えば、ウイスキー、烏龍茶、伊右衛門、プレミアムモルツ、 DAKARA、BOSSなど各ジャンルで大ヒット商品を持つ一流企業。 宣伝の巧みさもイメージが強いけれど、その強さの源泉は研究開発力にあ…
今まで時間は自由に使ってきたつもりだったし、 24時間の配分は自分の意志次第でどうにでもなると思ってきたけれど、それは錯覚!?ウェアラブルセンサでモニタリングし続けることから得られた ビッグデータから見えてくる、普遍の法則。軽薄なビッグデータ…
神戸大学の名誉教授、流通と言えばこの人といった感のある田村さんが セブン-イレブンに関してまとめた本。成長を続けるセブン-イレブンを様々な角度から分析する本書は、 同時に研究の視点のお手本にもなる。セブン-イレブンの足跡 ― 持続成長メカニズムを…
一応文学史に燦然と輝く名作ってことになっているのだけど、読んだことなかった。 サマセット・モームは世界の十大小説に入れたし、 エドモンド・ブランデンは『リア王』『白鯨』と並ぶ 英語文学屈指の三大悲劇とさえ絶賛してるらしい。松田優作がヒースクリ…
出版にまつわる様々な現状をまとめた白書。 この業界に何が起きているのか、ざっくりとしたファクトを整理するには便利。 ただ、やっぱり定量データの整備、研究が不十分な気がする。白書出版産業 2010作者: 日本出版学会出版社/メーカー: 文化通信社発…
執筆始める前にとりあえず読んだ方が良い。 WORDの基本設定とちょっとした手順を覚えておくだけで、 無駄な作業が相当省けるから。後、心構え的なものも素直に従おうと思った。 多分、それが書き上げる最短ルートのような気がしたから。卒論執筆のためのWord…
ボストン・コンサルティング・グループの元日本代表、 現在は早稲田のMBAの教授をしている内田氏の隠れたハウツー本。もはや新刊では入手困難だけど、マーケットプレースでなら1円で手に入る。 なんというか、いい時代だな。 内容は一般的なものだけれど、…
ファストファッションは本書の中でも大きなテーマだけど、 ファストファッションのことが書いてある本じゃない。 グローバルで起きている、生産、ロジスティックスの革命と実態。 ファッションビジネスがどのように変容していったか、と言う話。タイトルの印…
本書は銀座という街をテーマに、 街の雰囲気を守るために、街が何をしているのかを追いかけるドキュメント。 何かしらしているんだろうなぁくらいにおもっていたけれど、 その内幕が垣間見られて面白かった。銀座にはなぜ超高層ビルがないのか: まちがつくっ…
コンサルとか、投資銀行とか、その手の仕事をしている人には当たり前なのだろうけど、 そういう現場で働いていない人が学ぶにはピッタリな1冊。 具体的なバリュエーションの方法も解説しているので、 本格的に学びたいというニーズにも応えてくれるし、 そこ…
あまりにも知らないことだらけで面白かったので、 本書の構成に合わせて2部に分けた後半戦。 2部では小売の業態別に流通の歴史を紐解いていく構成。自分の業界に起きていることも、 他の業界が経験してきた流通、小売の変化と比較することで なにか見えてく…