良いチームとはなにか、
それを無手勝流でやるのは辛すぎる。
できるわけない。
知識として役に立つことあるからまとめたよという本。
確かに、イケてないときって本書に書かれている色々なことが
出来てないよな、と読みながらいちいち気づく。
THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)
- 作者: 麻野耕司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2019/04/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
カラーバス効果
目的を意識することで初めて目に入ってくる情報がある。
無目的な状態では目の前にある重要な情報も入ってこない。
この目的とか目線を合わせることがリーダー陣にはとにかく重要なんだよな。
人間はある目的を意識すると、その目的に関連する情報をそれまで以上に認識するようになります。
それくらい私たちの活動は目的意識に左右されるのです。
チームの活動は、チームとして掲げる目的や目標に支配されていると言っても過言ではありません。
P.33
メンバーが入れ替わるチーム
入口も出口もハードルを上げて固定的なメンバーでチームづくりするか、ハードル下げて流動性高めるかはグラデーションの問題。
どっちがいいとかでもないんだよな。
「メンバーが入れ替わるチーム」というのに良いイメージを持たない人も多いと思いますが、環境変化のスピードが速い状況においては、チームのメンバーに一定の新陳代謝が必要です。
P.69 -P.70
意思決定
意思決定が必要なものって、いわゆる決めの問題なことが多い。
だからそういうことにみんなで議論して、とかやってるのは正直無駄だし、
組織の中で意思決定者が曖昧とか、意思決定するべき人が決めないことは不幸しか生まない。
もっと情報がないと、とか今決められない、とか言うのも愚の骨頂。
意思決定に必要十分な情報が揃っていて迷いなく決められる状況があるとしたら、
それは悩む対象ですらなく、意思決定者など必要ない些事で終わってる。
ファーストチェス理論と言うのがあり、五秒で考えた手と30分塾考して考えた手は実際86%が同じ手なので、
意思決定はとにかく早く行ってその後の行動に移した方がいいって言うもの。
その後、修正かけていくことも可能なわけだから、意思決定に時間かけるのは無駄でしかないし、
意思決定者が仕事をせずにサボっていると言うだけのことなのだ。
正しい独裁はチームを幸せにするって書いてるけど、要は決める人を決めろ、だよね。
いつまでも話し合いを繰り返しているのでは失われるものも多い。
意思決定は意思決定そのものよりも、意思決定後に選んだ選択肢をどれくらい着実に実行し、政界にできるかどうかが重要です。そうすれば51%しかなかったメリットが60%、70%と増えていくからです。
P.165
社会的手抜き
リンゲルマンは集団は大きくなればなるほど、1人あたりのパフォーマンスが低下するという現象を明らかにしました。
P.211
人数が増えれば増えるほど、どうせ一人くらいサボっても大丈夫って言う意識が生まれてしまう。
結果、パフォーマンスが落ちる。
当事者意識を持たせることでそれを防ぎたいところだけど、当事者意識を持てと言うのはナンセンス。
言って持つなら苦労しない。
当事者意識を持たせるには、人数を減らす、責任範囲と評価対象を明確にする、
多数決や合議を適宜取り入れて意思決定への参画感を持たせる、などが有効とのこと。
THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)
- 作者: 麻野耕司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2019/04/03
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