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本を読んでそこから新しい知識を得たり、学んだりすることが大好き。学びたい、成長したいという意欲のあるビジネスマンの皆さん、一緒に成長しましょう。

商品構成のセオリーや管理手法などの基本がまとまっている1冊。 小松崎雅春/商品構成がわかる本

小売りの商品構成に関する本。
特に業界を限定した話ではなく、セオリーを学べる本。

まず、基本を知ること。
そしてたまに基本に立ち返ること、すごく大事だなぁ、と
今回読んでしみじみ感じた。

図解 商品構成がわかる本

図解 商品構成がわかる本

  • 作者:小松崎 雅晴
  • 発売日: 2010/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

売れるものだけあればいいわけではない

小売りの商品構成の奥が深いところは、
数ある品番に対して売れ筋だけに品ぞろえを絞ればよいかというと、
売れ筋の売上も鈍ることが起きると言うこと。

消費者は比較、検討して購買に至るので、
実は売れていなくても見せることで役割を果たしている商品がある。
それはアパレルで言えばカラー展開もそうだし、
価格のバリエーションも同じ話。

たった1つでも全体の秩序を乱すような商品があると、品揃えした他の商品が全く売れなくなってしまう、というケースです。
P.20

ここで重要なことは、自分の希望する色があるにもかかわらず、全体の色数が減ると、購入をやめる人が増えるという事実です。この実験から分かることは、たとえ自分が買わない色であっても、たくさんの色数がそろっている品揃えの豊富な店で買物をしたい、という消費者心理です。
P.21

図解 商品構成がわかる本

図解 商品構成がわかる本

  • 作者:小松崎 雅晴
  • 発売日: 2010/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)