世界中の企業が直面しているデジタルの変革。
デジタル・トランスフォーメーションをどのように成し遂げ、
デジタルとどう向かい合っていく必要があるのか。
デジタル化するかしないかはもはや選択肢ではなくて、
デジタル企業へ生まれ変われなかった企業は無くなるだけなんだよ、と。
世界中の一流巨大企業をクライアントに持つマッキンゼー様が、
グローバルでの変革事例と、学びを開陳してあげるから、
よく見て学びたまえよ、という本。
コンサル会社が開陳する情報やデータなんてすでに彼らにとって
なんの価値もなくなった情報に過ぎず、
平たく言えばやや古い話を綺麗にまとめた本とも言える。
だもんだから、正直そんなに面白くないんですよ。
網羅的で整理されていて正しいことがまとめられているんだけど、
別に面白くはない、ってコンサルそのものみたいな本だな。
なんというかこうさっぱりしていて、
頭にも入ってこないのよねぇ。
なんていつもマッキンゼーの本とは相性が悪いのだけど、
それでも情報は網羅されてるから気づけることは多いのかもしれない。
- 作者: ユルゲン・メフェルト,野中賢治,アンドレ・アンドニアン,小川敏子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2018/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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データ分析から規格統一で膨大なコスト削減へ
シェールガスの採掘費用にはかなりばらつきがあったのだけど、
データを収集、分析してボーリングの筒のデザインなど、様々な要素を整理していったら、
掘削の穴1つあたり70万ドルのコストダウンができたらしい。
採掘の穴は1300あるからこれだけでほぼ10億ドル。
単位がデカい。。
eSIMとモバイル事業
スマートフォンをめぐるハードウェアメーカー VS 通信事業者の主導権争い予想。
今盤石な大手キャリアもいつ、ゲームのルールをひっくり返されて転落するかわからない。
まだまだそういった大変革が起こり続けていくんだろうな、と思うと楽しみではあるけれど、大変な時代だよね。
将来的には彼らは自社のスマートフォンにeSIMを搭載して接続事業者をあらかじめ決め、顧客はクリック1つで事業者を変更できるようになる。それはハードウェアのメーカーが回線容量とインフラストラクチャを市場で買い、通信事業者は退場させられる、という構図を示唆している。
P.166
- 作者: ユルゲン・メフェルト,野中賢治,アンドレ・アンドニアン,小川敏子
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