2013-01-01から1年間の記事一覧
コミュニケーションがテーマの17章。 何を、どのように、誰に対して、どのくらいの頻度で伝えるのか? 複数のコミュニケーション手段を駆使して、アプローチしなければいけない。そんな定石の特集。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作…
筆者は元ボストン・コンサルティング・グループのパートナー、 現一橋のビジネススクール(ICS)のディーン。経営者に必要なスキルセットは何かを整理し、 それらはすべて後天的に努力で身につけられるものだということを 教えてくれる良書。当たり前のことを…
前章は製造業者の視点から見たマーケティング・チャネルの話。 この章は、個々の小売業、卸売業、ロジスティクスの立場でのマーケティングの話。久しぶりに面白かった章。 自分の仕事も小売りに近いので具体的にイメージしやすかったからなのだろうか?コト…
価値の創出のためには、価値の提供をうまく行うことが重要。 サプライチェーン全体を意識した、バリュー・ネットワークという捉え方が大切。マーケティング・チャネル・システムは経営の重要課題であり、 チャネルのメンバーが30~50%のマージンを取得して…
気づけば自分の受験から1年が経過。論述中心の国内MBAの受験対策はあるようでないのが困りどころ。 結局問われているのは知識ではなく、最低限の論理的思考なので、 気負う必要はないのだけど、何か対策をと聞かれればお勧めしているのがこの5冊。 まぁ、間…
14章は価格に関する解説。4Pの中で唯一収益を生み出すのがこの価格。 価格政策は、収益を出す上で非常に重要な問題。消費者にとって価格は品質の目安にもなっている。 価格を下げれば裾野は広がるかもしれないが、 一方で失うブランドイメージもある。コトラ…
有形製品の差別化が困難になってくると、 企業はサービスによる差別化を志向する。この章はそんなサービスの設計にまつわるお話。 自分の仕事はどちらかというとサービスよりなので、 腑に落ちることは多かったが、実際にうまくやるのは本当に難しい。定期的…
12章は製品について考える。 価格の考え方や、デザイン、パッケージなどなど。 製品にまつわる要素は非常に多い。 これだけの要素を、しっかりと首尾一貫して コントロールすることの難しさを感じる。もし、考えられたとしても、それをいかに実行、徹底して…
多くの企業の東南アジア進出を支援してきた著者が、 日本企業の海外進出に伴って、 国内の産業が空洞化する、といった話が、 まことしやかに語られているけど、 そんなのは嘘だよ、むしろ積極的に海外展開を推し進めることで、 国内にとってもプラスになる道…
11章は競争への対処。 10章は盛り上がらなかったけど、 どう攻撃し、どう防御するかといった話題が 中心の11章は少し盛り上がった。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レーンケラー,恩藏直人,月谷真…
10章はブランド・ポジショニングのお話。企業は適切なポジショニングと差別化を 追求しなければいけませんよというお話なのだけど、 あんまり面白くなかった。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レー…
9章はブランドとブランディングに関する話題のまとめ。 ブランドとは 個別の売り手もしくは売り手集団の商品やサービスを識別させ、競合他社の商品やサービスから差別化するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもの。…
8章はターゲティングやセグメントの話。 そもそもターゲティングやセグメンテーションはなぜ必要なのか? それは他社との競争に効果的に勝つために必要なのだ、という大前提。ニーズや選好の異なる購買者グループを特定し、その特徴を明確にすること。 その…
会社は株主のもので、高い利益率と成長率を 維持し続けなくちゃいけなくて、 というビジネスの常識らしきものは、 別に常識でも、何でもなくて、 アメリカ型のビジネスモデル、本書が言う所の アングロサクソン・モデルの価値観に過ぎない。それがあまりにも…
7章はBtoB取引がテーマ。 企業はモノを売るだけでなく、自らも大量に購入している。BtoBマーケットの特徴を一部整理。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作者: フィリップ・コトラー,ケビン・レーンケラー,恩藏直人,月谷真紀出版社/メー…
BOP = ボトム・オブ・ザ・ピラミッド、すなわち、ピラミッドの最底辺に 位置する貧困層をターゲットにしたビジネスに関して書かれた本の中では有名な1冊。前半はBOPビジネスに対する誤解を解きほぐし、何が大切で どれだけの可能性があるのかを丁寧に解説し…
消費者行動は文化的要因、社会的要因、個人的要因、 による影響を受けている。マーケターは理論と現実の両方を知らなくてはいけない。 6章はその現実に当たる消費者市場の分析がテーマ。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版作者: フィリッ…
5章は、顧客価値やCRMの話。顧客の生涯価値を意識すると、ものすごくでかい。 ロイヤル化するための努力は惜しむべきじゃないっていう話。じゃあ顧客満足ってなんなんでしょう?とか そういう顧客回りの話を一通り。コトラー&ケラーのマーケティング・マネジ…
財務報告のための会計と経営判断のための会計は違う フィリップ・コトラー ケビン・レーン・ケラー/コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント第12版 第4章:マーケティング・リサーチの実行と需要予測
現代においてマーケティングという言葉が広がりすぎて 何でも屋のイメージがあるけれど、 リサーチやデータの分析、解釈ができることは マーケターの基本のき、なのだよな、と思った。そういう意味ではマーケティングやってますという人は多いけれど、 真に…
今から10年以上も前の本なのだが、 データマイニングのビジネスへの活用事例を紹介している本。基本的なマイニング手法というのは変わっていないことがわかる。というかこういうのを読んで学べば学ぶほど、 知識の有る無しって大きな差だなと思う。ビッグデ…
第3章は情報収集がテーマ。システムに関することにも触れられていたけど、 それは専門書を読んだ方が良い。 自分が多少知見がある分野の話だと、 この本がどれだけさらっと流しているかがわかる。『組織の経済学』のような実りある基礎知識を期待したけど、 …
ボリュームありすぎで、思ったよりも時間がかかる。 かなり総花的な内容なので、こんだけ文字量あるのに、 各項目に関してはさらっと流れていく印象。知れば知るほど、考慮しなければいけない問題の多さに気づかされるし、 もっと個々の項目の深堀の必要性も…
ビジネススクールが夏休みなのでこの夏休み中に、 基本をしっかり押さえようと思って選んだのがこの本。 何せ分厚い。900ページ超! なので、気楽に持ち歩けない。家で、毎日コツコツ読むしかないので、 夏休み中に片付くようにしたい。コトラー&ケラーのマ…
売上高営業利益率で見たときに、 日本の企業の利益率はアメリカの企業に比べて低すぎる。 それは戦略が機能していない(=不全)だからだ、という主張を 様々なデータから裏付けていく良書。企業価値とは利益率がすべてなのか?という疑問はあるのだが、 そ…
アメリカのMBAで教科書として使われている激厚の一冊。 でも読んで損なし。 各章のまとめがバラバラになっているので、インデックスを作成。組織の経済学作者: ポール・ミルグロム,ジョン・ロバーツ,奥野正寛,伊藤秀史,今井晴雄,西村理,八木甫出版社/メーカ…
なるべく数式を使わずに解説してくれる入門書。 とはいえ、「誰も教えてくれなかった因子分析」よりは、 複雑になってる気がする。 冒頭ウォーミングアップとして行列とベクトルの話が出てくるのは構成上どうなんだろう。 ちょっと面食らったけれど、そこは…
副題は「数式が絶対に出てこない因子分析入門」で看板に偽り無し。 因子分析とは結局何をどうしているのか? 分析手法の違い、SPSSやSASのオプションの意味、 分析結果の読み方や意味するところ。 どういった手順で試行錯誤していけばよいか。 そういった実…
人材系の領域は幅広く自分で適宜自習していかないと薄っぺらい話だけで終わってしまう。 というわけで、読んでみた1冊なのだが、基本的にわかりやすい入門書といった感じ。 著者は慶應の教授でこの領域では有名な人。採用、評価、報酬、配置と移動、昇進、退…
いざ、研究を始める前に、その調査設計こそが肝なのだよ、という話を 色々な概念や手法の解説とともに説明してくれる良書、なのだが、 いささか日本語が難解なのが玉にきず。とりあえずこの辺を意識しておいた方が良いな、とか 自分のやりたい研究だと、この…
アメリカの出版社、新聞社に何が起きてるのか? 今メディアに起きてる大変革とは? これから確実に日本のメディアにも起きるだろう変化が、 わかりやすくまとめられている。ネット系メディアの人は別に読まなくても良いかも。 多分、知ってるから。紙の人た…